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『経済学って何だろう-現実の社会問題から学ぶ経済学入門』の図表のアップデート

私の書いた経済学入門書『経済学って何だろう-現実の社会問題から学ぶ経済学入門』に掲載されている図表とその作成のためのコードを公開します。

すでに以前の投稿でも公開していますが、以下のような改訂をしています。

  • 最新のデータを使って図表をアップデート(年次データの多くは2023年まで、金利などの月次データは場合によっては2025年1月まで)

  • 図のそれぞれにタイトルを追加

  • 図のそれぞれのファイル名をfig1_2_….pngなど、図表番号が最初になるように変更(教科書との対応をしやすいように)

  • コードのいくつかのバグ、データ元の構造の変更への対応

  • 全ての図、全てのコードをzipファイルに一括して公開

経済学の入門講義で学生の興味を引くには、やはり最新の経済の動きを経済学で解釈できることを示すことが1番です。特に最近は経済の動きが激しいので、5年前のデータでは現実とかけ離れてしまいます。

ですので、最新のデータに基づく図表を使うことが不可欠ですが、1人1人の教員がそのような図表をつくるのは非効率です。ですので、この教科書を使っていただいていなくても、2025年度に経済学の入門講座を教える予定の教員の方にぜひ使っていただいて、少しでも経済学に関心のある学生、経済学に理解がある社会人が増えるとありがたいです!

以下が表の一覧です。

第1章 なぜ日本経済は長期間停滞しているのか?-マクロ経済学(経済成長論)-
図 1‑1 日米中独のGDPの推移
図 1‑2 一人当たり実質GDPの推移
図 1‑3 日本の実質世帯所得の中央値と上位・下位20%値
図 1‑4 日本の生産年齢人口と総人口に占める高齢者の割合
図 1‑5 OECD諸国の投資率と1人あたりGDPの関係
図 1‑6 主要国のICT投資額(対GDP比)
図 1‑7 日米欧諸国のICT投資率と1人あたりGDP
図 1‑8 居住者による特許出願件数
図 1‑9 OECD諸国の1人あたりGDPと全要素生産性

第2章 国の経済規模や所得レベルはどうやって測るのか?-マクロ経済学-
図 2‑2 日本のGDPとGNIの比較
図 2‑3 日本の名目GDPと実質GDP
図 2‑4 1人あたりGDPと人生に対する主観的満足度
図 2‑5 1人あたりGDPと社会交流のレベル

第3章 なぜ所得格差が広がっているのか?-ミクロ経済学・労働経済学-
図 3‑1 各国の所得上位10%の富裕層の合計所得のシェア
図 3‑2 ジニ係数
図 3‑3 可処分所得に基づくジニ係数
図 3‑4 日米の中国からの輸入額
図 3‑5 日米独のGDPに占める製造業のシェア(%)
図 3‑6 アメリカの可処分所得中央値
図 3‑7 日本の非正規労働者の割合
図 3‑14 完全失業率(対労働力人口比%)

第5章 デフレやインフレはなぜよくないのか?-マクロ経済学-
図 5‑1 日本のインフレ率と消費者物価指数(月次)
図 5‑2 日米のインフレ率
図 5‑3 日米の消費者物価指数(1995年=100)
図 5‑4 日本の所得変化率とインフレ率の推移
図 5‑5 日本のインフレ率と失業率の関係(フィリップス曲線)
図 5‑6 日本の名目金利・実質金利
図 5‑7 日米の実質金利
図 5‑9 貨幣供給量・金利・インフレ率の関係
図 5‑12 日本のインフレ率と雇用者報酬変化率
図 5‑13 日本の1人あたり実質GDP

第6章 日本政府は財政支出を増やすべきか?-マクロ経済学-
図 6‑1 日本の公共投資と政府消費の推移
図 6‑2 日本の政府歳入・歳出・財政赤字の推移
図 6‑3 日本の財政支出の内訳の推移
図 6‑4 日本の財政収入の内訳の推移
図 6‑5 各国の政府債務(対GDP比)の推移
図 6‑6 各国の財政収入・支出・収支の推移
図 6‑8 日本の公共投資・政府消費とGDPの関係
図 6‑9 OECD諸国の公共投資とGDP成長率
図 6‑10 OECD諸国の政府消費とGDP成長率

第7章 経済のグローバル化は何をもたらしたのか?-国際経済学-
図 7‑1 世界各国の貿易総額
図 7‑2 世界各国の対外直接投資総額
図 7‑3 世界各国の国際貿易・投資総額の対GDP比(%)
図 7‑4 輸出額(対GDP比)と1人あたりGDPの相関(2022年)
図 7‑6 発効済み自由貿易協定・経済連携協定の累積総数
図 7‑7 平均関税率の推移
図 7‑10 ラテンアメリカと東アジアの経済成長

第8章 なぜ開発途上国の人々は貧しいのか?-開発経済学-
図 8‑1 世界各国の所得レベル
図 8‑2 開発途上国・中所得国の実態
図 8‑3 投資率と1人あたりGDP
図 8‑4 人的資本指標と1人あたりGDPの関係
図 8‑5 全要素生産性と1人あたりGDPの関係
図 8‑6 アフリカにおける長期間の経済停滞

第10章 政治問題は経済学で分析できるのか?-政治経済学-
図 10‑1 民主主義国家・専制主義国家の数の推移
図 10‑2 民主主義と1人あたりGDP
図 10‑3 民主主義と経済成長
図 10‑4 植民地支配と現代の経済制度
図 10‑5 経済制度と1人あたりGDP
図 10‑6 植民地支配と現代の政治制度
図 10‑7 経済制度と政治制度の補完性

第11章 因果関係はどうやって検証するのか?-計量経済学-
図 11‑1 輸出額(対GDP比)と1人あたりGDP(ドル)の相関(2022年)
図 11‑2 教育年数と賃金の関係

これらの表と作成のためのコードは以下のzipファイルでダウンロードできます。

コードの詳細については、以下の前のポストを参考にしてください。


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