私の商売の鉄則【メンバー日替わり交代制FREEDOM DAOマガジン】
こんにちは。FREEDOM DAOマガジン、日曜日担当のやっしーです。
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先日、現場で一緒になった自営業の大先輩からアドバイスを受けました。
手間も時間もその1社にかけた方がいいぞ。ってことだと思います。
その方は元請け企業の常駐業者として仕事をしてこられてる方で、機械メンテナンスで日本全国忙しく飛び回られている。
実際に成功されているのは同業である私も理解しています。
一社に常駐する。
一理あります。強い結びつきができて自分の仕事が埋まる。
過去にそれをしていた時期が私にもありました。
ですが、私にとって1社に縛られることはとても苦い体験だったのです。
私の仕事である検査業は毎年のルーティンである定期自主検査が基本で、そのほかに周期的に行われる開放検査が3年、5年、10年と設備毎や県で定められた年数で決められています。
なので、4月はA社、5、6月はB社、7月はC社があるというふうに年毎の仕事がしっかりと受注継続できていれば予定は立てやすい。
ただ毎日そこで仕事があるわけではないので、売り上げが少しでも立つ予定で他を埋めなくちゃならない。
そこで前からお付き合いがあったA社さんと多めにお付き合いするようになっていきました。
平日はA社さんの仕事で埋まっていく。土日は他社様。
また平日はA社さんの仕事。
毎日のように顔を合わせるので担当者さんともとても仲良くなる。
そんな時、他のお客様からの電話で
「下見しにきてほしいんだけど、平日これる?」
と聞かれました。予定はずっと埋まっていますし、ポッと空いてる日は先方の都合が悪い。
A社さんの担当者さんに「なんとか都合つけていただけないか?」と相談しました。でも担当者さんは当然「ちょっと厳しいね。」という。
結局調整がつかず、最終的には断られ下見に行くことが出来なかった。
それがとても悔しかった。
せっかくいただいたお話にすら行く都合をつけることができない。
仕事が空くと困るという恐怖に怯え、設定された値段で安く使われている。自分の思うように動けない。これでは飼われているのと同じではないか。
そんなことに気付いたのでした。
常駐は良くないというわけではない。うまく行く人はうまくいっているのだから。
ただ、私には合わなかったということだけは言えます。
自分の顧客を広げたいという私の考えと常駐になることは相性が悪かった。
その後、『平日は1日空ける』を実践し、のちにA社様からの理不尽な要求を私が断った為、今は疎遠となってしまいました。
理不尽な要求を受けた時も、仕事がなくなるという恐怖をとても感じていました。実際飲むかどうか相当悩んでいました。
そんな中たどり着いた1つの答えは
『1社に縛られては今後もこういうことが起こるかもしれないぞ。』
ということでした。
1社に縛られるということは首根っこを掴まれているのと同じこと。
今はよくても担当者さんが変われば考えが変わるかもしれない。
客先の都合で振り回されては常にストレスにさらされることになる。
本業においてはリスクマネジメントを意識しなければ生死にかかわります。
実際に要求を断った後は仕事がごっそり抜けました。
でも僕の場合はその前に動きはじめていたので致命的なダメージを追わずに済んだのです。
うちは1社に絞らない、という私なりの商売の鉄則の1つを学んだのでした。
だから恐怖に包まれている中でも要求はのまないことにしたのです。
本業は会社のベースなので黒字でなければならない。それをほぼ1社に頼るのはとても危険だと思いませんか?
だから本業では内向きにならず外向きに。
そうすることでリスクマネジメントができる。他の事業がやりたいというのも同じ理由です。
何が起こるかわからない社会になっています。どんな大きな会社でも絶対安定なんてないのです。
自分の身は自分で守る。
リーマンショックの時も感じたことを思い出しました。
いざという時はなりふり構っていられない時。
どんなに親身になってくれた他社のことにも構っていられなくなる。
寂しいですが、私は当時そう感じていました。
だからこそ日頃から自分を磨いておいたり、経営哲学など身に着けて少しでも自分でコントロールできるようにしておく。
結局のところ、経営は学び続けること。
そこに尽きるなぁ、と今では感じています。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
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明日、月曜日はきみーです!お楽しみに!
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