チャンスを避ける心の影

転職されてからご無沙汰となっていた方から電話がありました。
「水素の検査やりたいって言ってましたよね？？ちょっと遠いけど手伝ってもらえたらお願いしたい。」
とのこと。

２年ほど前に僕が話したことを覚えてくださってたことに驚いたのと同時に僕のことを覚えていてくださってたことが素直に嬉しい。

ガス会社さんとのつながりも、学ぶ努力も、やり切る胆力も、工期的な問題に対する勇気のようなものも、もう何もかも無くて、結局はよくある「難しいなぁ」って話で「俺には無理だった」という都合のよい区切りをつけていました。

でも、チャンスが来た。
与えられた。

話を聞くうちに出てくる不安。チャンスに潜む怖さ。１月はよさそうだが、年によって９月は忙しくなるので約束も出来ない。

結局のところ、あの頃と何も変わっていないのか？
自分の現実はこんなもんなのか？

こういう時にお決まりのセリフがある。

「出来ると思いますが、時期的なお話もありますので（うんぬんかんぬん）でもやらせていただけるのであれば時期が合いましたら（うんぬんかんぬん）」

「「「「「「「「「「

電話を終えて、嬉しさと怖さが入り混じった感情に襲われる。

モヤモヤした気持ち。
なんだこれは。

すぐ、思い出したことがあった。

とりあえずつないでおく。決めるのは先送りしモラトリアムを設けておく。自分ファーストである。
その時に予定空いてて行けそうならお請けしよう。（いけなかったらしょうがない）←しかも意外とそうなる未来を望んでるのではないのか？

間違いなく、【実際に予定が空いてるかどうか】なのだが、
ある程度の時期がわかってる以外、実際の日程も見積も受注出来るかどうかも未決定な段階で、端からそれでいいのかを疑問に感じた。

僕は猫山課長のこの記事を読ませていただいて
「金融機関なら過度な期待させないのは間違ってない。やはりトラブルは回避しないと。」
と感じていたし僕も「こっち派」だ。

お話を来ない方来ない方へ仕向けてる時点で「こっち派」と呼ぶのもおこがましいかもしれない。

それが実際に自分の身に起きて自分がやっていることを理解した。

もしかしたら猫山課長の記事に書かれていたのはこういうことなのか？？？

違うかもしれないけど、僕はそう理解した。
不義理になるとか、約束出来ないとか、トラブルになる、とか。
確かにそうだが、先にも書いたようにまだ何も決まってない。

やりたい？やる？

って段階の話だ。
相手の中の選択肢の中に留まれるか否かなのに
「残ればいいなぁ」
なんて考えちゃってるシャバ僧。

「ご無沙汰してます！ありがとうございます！え？マジすか！？嬉しいっす！ぜひぜひ！」

でいいようなところをだ。

積極的と思わせて内心は消極的で、ノリが悪いわ、あまり印象にも残らないような返答してしまったと実感した。

心に潜む影が無意識に行動と言動に出ている。
とても恐ろしいことだ。

そもそも自分に対して腹が立つ。
諦めてしまったこととは言え、そこに未来を感じたしやりたかったことなんじゃないのか？
半年そこそこでは相変わらずのクソヤローである。

まだまだ未熟である僕は電話を掛け直した。

「ぜひやらさせてください！」

本来は一発で回答できれば１度で済むところ、
お時間を２度も頂戴してしまって申し訳ない気持ちだ。

業務に対して特別な勉強が必要であれば、朝活で取り組んでいる内容を変えればいい。
朝活をしていない今までならここに気付かずに、時間がなくて出来なかっただろう。

そして、目標があったとしても変更が必要な場面もあるのだとわかった。

人の教えを読んで気付かせてもらえて、自身の行いを修正することが出来た。
本当にありがたいことだ。

「「「「「「「「「「

ホント、人生って捨てたもんじゃないな。
先日の相見積もりの話も無事受注出来た。
学び始めたら
少しずつ少しずつ、よくなる方へよくなる方へ。
行ってる気がするんです。

協力して情報共有して寄り添ってみたら変わるんですね。
仕事も真面目にやってたら見てくれる人は見てくれてる。

決して奢らずに偉ぶらずに。
とはいうものの！

卑屈にならず努力を継続して自信をつけていくわけですが、
真面目にやっていてチャンスを呼び込んでも
僕のように自らがそれを避けてしまってはどうしようもない。


何度も何度もチャンスをくれるほど世の中、そんなに甘くないですから。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
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明日、月曜日はきみーです！