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開業前の内覧会は本当に必要?

歯科医療機器メーカーの営業マン、やっしーです💁‍♂️
歯科医療機器メーカーの所長がメーカー視点で人生が豊かになる歯科医院のつくりかたを発信しています。

今回は、開業前の内覧会は本当に必要なのか?について私の見解を述べていきたいと思います🫡



〜内覧会の目的〜

1️⃣ 開業前のアポ取り

オープンからスタートダッシュを切るために内覧会を行う先生方が今やほとんどです。

ここでの注意点は、アポ取りに注力しすぎないこと🙅‍♂️

アポを取るまで帰れない雰囲気が出てしまうと早く帰りたいからその場は適当にアポをとって無キャンする、なんて事態が発生します😢

未来の患者さんへのイメージもよくないため悪い口コミを広げられる恐れもあり、むしろアポがないより状況は悪くなります。


2️⃣ 周辺住民の認知獲得

どれだけ腕のいいシェフがいる料理店もそのお店の存在を知られていなければお客さんに腕を振るうことはできません🧑‍🍳

長期的な視点で見ると、内覧会はアポ取りも大事ですが「ここに歯医者できるよー!」と生活者に認知してもらい、何か口腔衛生に困った時次に行く歯科医院の候補に上げてもらうイベントだという意識を持つ方が重要です。

夢の詰まったご自身の歯科医院をどんどんPRしましょう‼️


3️⃣ スタッフへの帰属意識の植え付け

内覧会業者によってはスタッフ教育を行ってくれるところもあります🧑🏻‍🏫

開業前でバタバタしていると接遇トレーニングなどあまり手が行き渡りにくい分野もサポートしてくれるので非常にありがたいですね。

チーム一丸となって歯科医院をつくっていこう!という共通の目指していく方向性を統一し、一緒に歯科医院をつくっていくメンバーの一員だという意識をスタッフに持たせることでモチベーションアップ、離職率の低下が図れます🫡



内覧会ってどれぐらい来るの?

これまで内覧会の目的について説明してきましたが、果たして内覧会ってどれぐらい来るのか⁉️
についてもデータをとってみました📊

内覧会は一般的に土日の2日間もしくは金土日の3日間で行います。

関西エリアの直近2年間の平均値をとると

  • 来場者数…約220人

  • アポ取得数…約65人

でした。



内覧会ってペイできるの?

費用対効果の面からも検証します💪

内覧会の一般的な費用相場は約130~180万円です。

保険治療のみとして考えるとレセ1枚あたりの全国平均点数が約1,200点なので、

1,200点×65人=780,000円

内覧会単体でペイできるかというと残念ながらペイできません💦

しかし、同じく関西エリアですが開業3ヶ月後の平均売上高を比較すると内覧会を実施した歯科医院は約340万円、未実施の歯科医院は約130万円となりその差は約210万円でした💰

近年の開業後1年間の損益分岐点売上高が約250~300万円(元金1年据置)で推移していることを考慮すると、スタートダッシュには欠かせないイベントだということが分かりますね💨





やっしーの結論

「予算に入れて内覧会は実施すべき‼️

アポ取りだけが内覧会の目的ではありません。

未来の患者さんが口腔衛生で困った時に通ってもいいかな?と思ってもらえるような歯科医院だとアピールする場、スタッフさんへ仲間意識を持ってもらうことで心理的安全性を高めることができるなど内覧会にはいろんな目的がありますよ‼️




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