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B工事ってなに?

歯科医療機器メーカーの営業マン、やっしーです💁‍♂️
歯科医療機器メーカーの所長がメーカー視点で人生が豊かになる歯科医院のつくりかたを発信しています。

今回は、B工事についてご説明していきます📝

戸建て開業ではB工事は存在しません。B工事はテナント開業の場合に発生するケースがあります。

B工事がない場合もありますがB工事があると注意が必要です💦

詳しく見ていきましょう。



工事の種類として、

  • A工事

  • B工事

  • C工事

の3つに分類されます。「工事業者選定と費用負担を誰が行うのか」で分かれています。

1つずつご説明していきます。


A工事

  • 工事業者選定…貸主(オーナー)

  • 費用負担…貸主(オーナー)

A工事は工事業者の選定も費用負担も貸主(オーナー)が行います。
建物のテナントに入るまでの一次側の設備や電気関係の引き込み工事がA工事になることが多いです。

工事業者の選定や費用負担はすべて貸主が行います。

建物内のテナントを最低限使用できるようにするための工事、みたいなイメージですね。この場合は当然ですが借主の費用負担はありません。

したがって、A工事は借主側(先生)は直接的にはあまり関係がありません。


B工事

  • 工事業者選定…貸主(オーナー)

  • 費用負担…借主(先生)

B工事は工事業者は貸主(オーナー)が選定するにもかかわらず費用は借主(先生)が負担する工事のことを指します。

お金は借主(先生)が負担するのに工事業者を選べないのがB工事です。

主に、建物とテナントに関わる設備や空調工事、スプリンクラーの移設工事などがB工事になることが多いです。

歯科医院のレイアウトによっては特診室を個室にしたり各部屋を仕切るために壁を起こしたりしますが、空調が各部屋にできるだけ行き渡るように業務用エアコンの位置を設定します。

また、万が一の際に効率よく消火できるように各部屋の位置関係に合わせてスプリンクラーの位置を変更しなければいけません。

これらの工事は借主側(先生)の都合でレイアウトを設計しているため貸主側(オーナー)が費用負担する義理がありません。

さらに、空調工事やスプリンクラー移設工事などは建物からテナントに入るまでの一次側の設備や電気が絡んでくるためその建物を施工したなどの貸主側(オーナー)の工事業者で工事を行う必要があり、後にご説明するC工事のように工事業者を借主側(先生)で選定することができません。

このような理由で、工事業者の選定は貸主側(オーナー)、費用負担は借主側(先生)が行うようになっています。


C工事

  • 工事業者選定…借主(先生)

  • 費用負担…借主(先生)

C工事は工事業者の選定も費用負担も借主(先生)が行います。

俗に言う「内装工事」はC工事にあたります。

工事業者をデザインや金額等で比較しながらご自身で選定、値引き交渉等も借主である先生が行います。




いかがだったでしょうか😊

テナントによってはB工事が発生するケースがあり、B工事があると工事の業者選定を行う貸主(オーナー)は自分が費用を負担することがないため予算のことは全くと言っていいほど気にしていません。

建物の建築時にお世話になった業者や日ごろから付き合いのある業者さんに依頼しますが、工事業者もB工事は値引き交渉がほとんど入らない(借主側との値引き交渉がない)ため通常より価格を上乗せする傾向があり割高になりやすいです。

つまり、B工事が発生することが発覚するとイニシャルコストが増加することになるため、事業計画の見直しを余儀なくされる場合もあります。


それでは、B工事を回避することはできるのか?

B工事をなくす or 減らすことは内装レイアウトの工夫で多少は可能ですがそのためにレイアウトの変更を強いられるので費用とのバランスが重要になってきます。

B工事が発生するケースでは内装工事業者に相談してみてください。




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