小学生、マンションを使って厄介者になる
はい、意味わかんないでしょう?大丈夫です。全部書きます。
あんな厄介者がついに卒園しまして、地元の小学校に上がります。しかし、厄介者は厄介者。本質は変わらず、相変わらず先生方を困らせていました。と言うより、当時の問題児組の中に入ったり入らなかったりでとても中途半端な位置にいて、それはそれで先生方もどう叱ればいいのかわからないって感じで
まあでも警察沙汰には...
はい、なってしまいました。
でも安心してください、ちょっとかわいい警察沙汰なんで。(は?)
さて私が小学生の頃といえば3年生くらいまでは平和だったのですが4年生くらいになってからは不審者の目撃や嫌な事件が比較的増えていき、我が小学校でも社会の動向から集団下校や夕方には家に帰る、などのルールが設けられ様々な対策を講じるようになりました。(実際不審者事案はありました。)
子どもを持つ親御さんからすると自分の息子娘には危険な目に遭ってほしくないと言うのは総意だと思います。また、先生方も責任を持って子どもを預かり、守ると言うのはとても大変なことだと思います。しかしそんな願い虚しく事件事故に遭ってしまう子どもはいつの時代にも存在します。大体は大人が原因で被害に遭うイメージ。社会全体で見つめ直さないといけませんね。
ところで話は変わりますが皆様テレビ番組の【逃走中】をご存知でしょうか。複数の芸能人がエリア内で逃走者として様々なミッションをこなしつつ、ハンターと呼ばれる男から逃げ回り、逃げ延びたり自首すれば賞金をもらえる、という番組です。
当時それが小学生の間で大流行しました。言わば鬼ごっこのルールと一緒なのでわかりやすく、ハンターの見た目や出る芸能人が必死に逃げ惑う姿が小学生に受け、「逃走中ごっこ」などの遊びをするようになりました。ただの鬼ごっこなんですけどね。恐らくこの番組は大人でも楽しめたのではないでしょうか。一種の社会現象になっていたような気がします。
そんな逃走中なるもの、もちろんうちの小学校でも大いに盛り上がり、放送翌日にはその話題で持ちきりでした。そんなある日のこと。
「うちのマンションで逃走中しようぜ」
クラスの男の子が誘ってきました。そのマンションは町の中で1番大きなマンションで、もちろん敷地も広かったのですが田舎特有のセキュリティの甘さで誰でも敷地内に入ることが出来ました。それ故、近所の子どもたちの格好の遊び場となっていました。
「いいよ、やろうやろう!」
私含めクラスで10人くらいの男子が名乗りをあげ、放課後逃走中ごっこが開催されました。みんな大好きです、逃走中。
さて、放課後になり多くの子どもたちは真っ直ぐ家に帰る中マンションへと足を進める私たち。もう興奮しっぱなしです。
着いてからはもうみんなで走り回っていました。流石に最中のことは覚えてないにしろ、その時楽しんだ記憶は残っています。ほんと元気だったなぁ、あの頃...
さて、賞金も出なければ逃走中は夕方6時ごろまで続き、そろそろ帰るかーって感じで終わりモードに突入していたその時。
「君たち何してるの?」
突如とある方が話しかけてきました。誰???
「逃走中です!!!!!」
バカ正直に答える私たち。正直なのはいいことだ!
「だめだよ、もう18時じゃないか。さっさと帰りなさい!」
その人を見ると青い制服、青い帽子、後ろには白黒の車。
あ、
警察だあああああああああ!!!!!!
たまたま付近をパトロールしていた警察の方でした。すぐに察した私たちは一目散に退散。もう目も止まらぬ早さ。逃走中《中》よりも早かったと思います。国家権力は偉大。
急いで家に帰った私ですが、ちょうど家族が警察に言うか探しに行くかという話をしていた真っ最中でした。当時私たちの平均下校時間は習い事をしていた子を除けば4〜5時。6時以降まで帰ってこないと言うのは異常事態といっても過言ではありませんでした。
もちろんこっぴどく叱られ、その後は遅くても5時半までに帰るようにしたのは言うまでもありません。いやぁ、すみませんでした。。。
現代ではスマホが普及し、小学生でも持つのが当たり前になりつつある今、GPSなどで今我が子がどこにいるのかすぐにわかる世の中。私の時代と違って安全が目でわかるのはいいことですよね。皆様のお子様が何事もなくスクスクと育つことを願ってます。
それではありがとうございました!次回お楽しみに〜!
あ!勝手にマンションに入ったり人の敷地内で遊ばなようにね!笑
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