水と緑、レムリアの叡智。濃密な波動を感じるカウアイ島の景色。
別名「ガーデン・アイランド」と呼ばれるカウアイ島。主要8島のなかでは最古の島。多雨のため植物が多く自生し、海のイメージより森林のイメージのほうが強い島だ。
その大いなる自然の美しさゆえ、ハリウッド映画のロケ地としても頻繁に利用されている。
古くは1958 「南太平洋」、1961 「ブルーハワイ」 などから、1976 「キングコング」、1993 「ジュラシックパーク」、さらに2002 「リロ&スティッチ」、2012 「ファミリーツリー」など。
ナパリコーストやワイメアキャニオンといった、大自然が創り出した造形美が美しい島、さらにはハワイ諸島の唯一船が航行できるワイルア川を擁す、水と緑の島ともいえる。
日本人にはあまり知られていないが、この島には太古のレムリアの波動がいまなお色濃く残り、カフナたちの智慧も実はレムリアの教えを受け継いでいるといわれている。
レムリアの時代に生きた人たちはスピリチュアルでミステリアスな生活をしていた。彼らの智慧の源泉は地球意識(コスミック・マインド)からくるもので、聖なる地球意識とつながるために、瞑想をし、内なる世界に入っていったといわれている。
みずからを地球意識の表れであると確信し、直接、地球意識と繋がることができた彼らは容易にテレパシーやチャネリング、多次元世界への旅行も可能だったそうである。
同様に古代ハワイアンのカフナ(祈祷師、その道の達人)たちも、テレパシー・透視・占いなどを容易に操り、またチャネリング・夢占い・宇宙旅行をしていたそうである。
また彼らは薬草を用いたり、エネルギーワークをしたり、アウマクア(守護霊)の存在や、代々家系に伝わる信念で、みずからの内面を磨き、癒していたのだ。
レムリアの波動は、調和と愛の波動だといわれている。レムリアの時代の女神は「ウリ」であり、古代ハワイでは、彼女が一番重要な地位につき、あらゆる神々の母であるとされていた。また父なる存在はキアヴェという神であり、ウリとは夫婦。
父なるキアヴェ、母なるウリ。この神/女神によってあらゆる調和がもたらされたといわれている。
ウリは「平和の女神」として、レムリアの時代の教え『純粋な愛と調和』を私たちに思い出させてくれ、またレムリアの時代のような素晴らしく平和な時代の魂を、いま私たちに目醒めさせてくれようとしているのだ。
そして同時に創造性を司る女神として、私たちが望むものを創造し、手に入れられるように、と手助けしてくれているありがたい存在なのである。
ほかにもカウアイ島にはハワイに住む小人族「メネフネ」の伝説が残る聖地がある。またフラの聖地と呼ばれているヘイアウ(神殿)があるのもこの島で、カウアイ島はほかのどの島とも違う独特のエネルギーに包まれている。
ハワイ諸島でも波動の高い島といわれているカウアイ島。
その奥深さは一度訪れただけでは到底わからない。私が最初にこの島を訪れた時、正直言ってこの島のおもしろさがわからなかった。しかし何度もこの島を訪れるうちにジワジワとその良さ、深さ、濃密さが実感できてきた。
訪れれば訪れるほど味わい深くなってきて、いつの間にかこの島独特の波動の豊かさにハマって虜になってしまう、そんな魅惑の島なのである。
これからの時代に必要なエネルギーを養い、聖地を巡りながら、心から自然と親しみ楽しむ場所。それがカウアイ島の最大の魅力。心穏やかで物知りで賢者のクプナ(長老)に、静かに見守られているような絶対的安心感を感じるのではないだろうか。
五感だけじゃない感性を磨きたい、緑の自然を存分に感じたい、不思議な感覚に包まれたい、フラの精神が好き、自然の中を歩きたい……そんな人にはぜひ一度、いや何度でも訪れて欲しい島である。