レムリアの波動を宿すカウアイ島。この島の聖地にある聖なる石のお話。

カウアイ島にはアースキーパーと呼ばれる大きなクリスタルの塊がヒンズー教の寺院にある。正式名称は「Kauai's Hindu Monastery」という。
敷地内には、森、小道、池、そしてカダヴル・ナタラジャ寺院（Kadavul Nataraja Temple）と、サン・マーガ・イライヴァン寺院（San Marga Iraivan Temple）というふたつの建物がある聖域です。
ここにはシヴァ神の化身とされる巨大なアースキーパークリスタルがある。この大きなクリスタルがあるゆえ、通称クリスタル寺院と呼ばれている。

このクリスタルは人類の意識の進化を加速させる、強力なエネルギーを放っている。個人的に身に着けているパワーストーンとかを持っていくと石はその強力な波動を感じて共鳴し活性化する。
それは身に着けているパワーストーンだけにとどまらない。
アースキーパー・クリスタルの振動が人の魂と同調すると、魂の成長が起こるといわれているのだ。
この地に安置された巨大なクリスタルは、訪れる人たちに癒しのエネルギーを与え、魂の記憶を覚醒させ、今世に生まれてきた大切な使命に気づかせてくれる引き金となるそうだ。
クリスタルからパワーをいただこうと、ヒンズー教徒でなくても、多くの人たちがこの寺院を訪れ、その聖なるエネルギーに浴している。

またここにはもうひとつ、聖なる石がある。
アンダラクリスタルと呼ばれる石でお堂の前に鎮座している。

アンダラクリスタルは1967年にカリフォルニアのシェラネバダ山脈の近くでシャーマンのレディー・ネリー夫人（Lady Nellie）により発見されたもの。
アンダラクリスタルは成分分析的には天然ガラスだが、これはオブシディアン等の溶岩ガラスと似ており、類似性がみられるものの、エネルギー的にこれらは非常に異なっているという。
「250,000年前にレムリアのある人々がある一定の意図のもとに作った」とも言われ、そのミステリアスな伝説で世界中の人々を魅了している。
またエネルギー測定（波動測定）を行うと明らかに普通のガラスとは違う非常に高い波動を示し、太陽に透かすとエネルギーの渦の中心へ個人の意識を引き込む性質があるといわれている。
実は古代からハワイと石の関係は深く、ハワイアンの生活に密接にリンクしている。
聖なる石が鎮座するこの寺院は、カウアイ島の中でも、いやハワイの中でも、エネルギー的に特別な位置づけにあるように思われるのだ。

肌の過度の露出が禁止されているので、サロンをまいて本院へ。
正面に鎮座しているのが、アースキーパーと呼ばれる巨大なクリスタルだ。
なぜヒンズー教の寺院にこんな大きなクリスタルが置かれているのか？
ヒンズー教のシヴァ神は屹立した石を神の化身としてご神体とする。巨大な屹立したクリスタルはパワーも強力だし、神の化身とみなして崇拝するには最高のものなのだ。

神の化身なのでアースキーパークリスタルの写真撮影は禁止されている。
記事内のクリスタルの写真は敷地の説明用に飾られていた写真を撮影してものであり、実物を撮影したものではない。

10時から始まる法要はクリスタルの奥の扉が開き、そこで僧侶がシヴァ神への祈りを捧げ、さまざまな儀式を執行する。
それまでに自分の願いやいらない感情を置いてある紙に書き、籠に入れておく。神聖な空気があたりに漂い、祈りの時間が始まる。
どんな宗教でもそうだが、法要が始めると空気が一転して凛とした感じになるから不思議だ。儀式は約１時間ほど続くが、参加者が書いた紙は途中で祈りのエネルギーとともに火で燃やされる。

カウアイ島というスピリチュアルな島でこんな体験ができるのもここならではのこと。ちなみにこの寺院、朝の９時から12時までしか、一般の観光客は立ち入ることができないので、訪れたいと思う人はぜひ10時前までに行くことをお勧めする。

大自然に祈りを捧げ、この場に来れたことへの感謝の気持ちを述べる。
不思議と気分はすっきりとして、不思議な安心感に包まれる。
人は祈りを通して神とつながる。人は呼吸を通して神とつながる。
祈りに宗教は関係ない。祈ることは自分自身の内面を見つめること。
ひとりひとりの内に存在するスピリット（神）と対話すること。
すべての答えは自分自身の中にあるのだから。

ハワイの中でも波動の高い島カウアイ島。
この寺院の周辺にはまだまだ興味深い場所がたくさんある。
そもそも歴史的には王族が居住していた聖なる場所に寺院はある。
古代からこの地に宿る聖なるエネルギーに触れる。
きっと自分の中のエネルギーは変容を起こすはずである。