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【イベント】 奥深い引き馬の世界! ホコリンピックで感じた“誇れる瞬間“

昨日は“あるイベント“へ参加するため、埼玉の山奥まで行ってきました。
それがHorse Space紡さんで行われたホコリンピックです。

東武東上線から越生線というローカル電車へ乗り換え、駅に着いてからはレンタサイクルで山を登っていき、到着まで約3時間。
今回はそんな地元北海道での生活を思い出すような1日について書いていきたいと思います。


ホコリンピックとは…

そもそもホコリンピックとは?からですが、「ホース・リーディング・コミニュケーション」の略とのこと。埃(=ダスト)ではないです。

馬との相互のコミュニケーションや関係性を深めるためのスキルやアプローチを指します。この概念は、馬の身体的・精神的な状態やニーズを理解し、適切に対応することを目的としています。特に馬の非言語的なサインを読み取り、人間との信頼関係を築く手法が中心となります。

何をやっているか?というと“馬を引くだけ“なのですが、これが意外と難しい。
手で引っ張るので、馬の力に負けると簡単に放馬してしまいますし、馬上とは違った形で、馬へ明確な指示を出してあげなければいけないので、気性の荒いポニーや馬格のあるサラブレッドだと一筋縄にはいかないようです。

まさに馬と人間のコミュニケーションが試されているといった感じでした。

小さな町に集まる馬好きたち

今回ホコリンピックが行われたのは、埼玉県越生町。
読み方がわからない方もいらっしゃると思いますが、「おごせ」です。

東京からは2時間以上かかる埼玉の山奥の町で、「越生梅林」や「黒山三滝」で有名な町とのこと。そんな人口が約1万人の町にあるHorse Space 紡さんで行われたイベントなのですが、(目視でのカウントで)100人以上が集まっておりました。

メインの引き馬だけではなく、古民家を活用して、馬関連のグッズ販売や馬に関する相談コーナーなどが行われており、馬好きにはたまらない空間に。

そしてキッチンカーも入っており、地元の野菜を使った美味しいカレー(ハラぺーニョのピクルスが強烈だった。笑)はとてもスパイシーで美味しかったです。

決して大きなイベントではなかったですが、馬好きや地域の人にとっても地元のお祭り感覚で楽しむことができたのではないでしょうか。

派手さはなくとも“高度な技術“

そんなローカルなイベントですが、角居元調教師がゲスト参加しておりました。

午前中は子どもやミニチュアホースも参加しており(失礼な表現かもしれないですが)ゆるさを感じておりましたが、午後からはレベルが上がり、サラブレッドも参加するハイレベルな競技へ。

今回のホコリの見どころでもあったのが、馬と人が相合傘をするシーンです。
馬を知らない人が見たら「天気の良い日に何をしているのだろう」と思うかもしれないですが、傘が開くと馬は驚くため、イベントや見学におけるNGアイテム。

そんな傘に驚かず、傘を差しながら歩く姿に「ホコリ」の本質を見ました。
乗馬だと馬も人も落馬や怪我のリスクがありますが、引き馬だとそのリスクがなく、かつ犬を散歩するような感覚。

それでいて犬とはまた違った緊張感や駆け引きが必要となる引き馬は、今後、人間のコミニュニケーション向上における重要な役割にもなるのではないかと思っております。

ぜひ、他の地域や施設でもこういったイベントをやってほしいものです。

誇りんピックとするために

今回は100人ちょっとの参加者数ではあったのですが、この町の立地と人口、そして第1回のイベントということも考慮すると「成功」だったと言えるのではないでしょうか。

競馬のようなエンタメ性も良いですが、生き物として馬を好きになることができるこういったイベントが全国で普及してくると、更に馬の価値が高まっていくのではないかと期待しております。

第2回、第3回と回数を重ねていくごとに、このホースコミュニケーションリーディングの魅力が広がり、「誇りんピック」となっていくように…
次はプレイヤーとしても参加してみたいと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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yasuの帝王👑born in にいかっぷ🐴🫑
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