【競走馬】アスクビクターモアとの別れ…偉大なライバルたちと波乱万丈の競走馬生活
先日、突然の悲しいニュースが入ってきましたね(涙)
アスクビクターモア、POGで指名していた筆者にとってはダービー制覇を夢見た思い出の馬でした。
4歳に入ってからは悔しいレースが続いてましたが、まさかこんな形でこの世から去ってしまうとは…
今回はアスクビクターモアについて振り返っていきたいと思います。
皐月賞まで続くハイレベルな新馬戦
この馬をPOG指名したのは、半姉が欧州G1馬で、ディープインパクト産駒という“血統面“が大きかったです。(当時はそこまで厩舎を気にしていなかったので…苦笑)
そしてデビューしたのは宝塚ウィークのメイクデビュー東京
圧倒的1番人気でここは確勝だと思っておりました。
しかし後方から凄い脚で差してきたのは、後の皐月賞馬ジオグリフ、東スポ杯2歳S 2着でスプリングSでは1番人気に推されるアサヒで、アスクビクターモアはその2頭に敗れる3着でした。
今思えばあの展開での敗戦は納得ですが、当時は「うわー!脚遅い系ディープか。これは厳しいかもな…」とがっかりしたのが正直なところです(笑)
ただジオグリフは次走で札幌2歳Sを勝ち、アスクビクターモアはアサヒにリベンジをして未勝利脱出。アサヒも3戦目で未勝利勝ちと2歳の夏が終わった時点ではこの3頭が有力なクラシック候補になるのでは?と思い始めておりました。
そしてあの馬が登場!
アスクビクターモアの3戦目は10月に東京で行われる2歳リステッド競走のアイビーSに。
「東京で負けて、中山で未勝利勝ちならば、脚質的にも中山の方が合っているのでは?」と当時ですら思いましたが、ダービーを見据えた陣営が東京で走らせたかったのですかね?
真意はわからないですが、ここで勝ったのが後のダービー馬 ドウデュース
この当時は際どい決着だったので、力関係に確信はなかったですが、後で振り返れば3戦でクラシックの順位づけが済んでしまっていたのかもしれません(苦笑)
そしてアスクビクターモアの次走は条件戦に戻るのですが、ここでも破ったのは後に青葉賞で1番人気に推されるレヴァンジル
本当に高いレベルで好走を続けてきた馬なんだなと実感しております。
皐月賞出走への明暗分かれる
その年の12月に行われた朝日杯FSは前述のドウデュース、ホープフルSはキラーアビリティがそれぞれ勝ち、毎年クラシックの有力馬を輩出する2月の共同通信杯ではダノンベルーガがあのジオグリフに勝ったことで、この年のクラシックは混戦模様となっていきます。
そんな中、皐月賞の前哨戦となる弥生賞、スプリングSが行われることになりますが、ここで大きく明暗が分かれてしまいます。
弥生賞ではアスクビクターモアがドウデュースにリベンジをする形で破り重賞初制覇。文句なしで皐月賞の出走権を獲得します。
そして2週後に行われたスプリングSで前述の通りアサヒが1番人気に推されるも、力を発揮することができず11着。
新馬戦からクラシック前哨戦まで盛り上げてきたアスクビクターモアのライバル的存在がここで脱落してしまうこととなります。
アサヒが2着だった東スポ杯2歳Sの勝ち馬イクイノックスが本番に間に合ったことで、アサヒと入れ替わる形で本番の皐月賞を迎えることになります。
クラシック皆勤と念願のG1初制覇!
<皐月賞>
1着 ジオグリフ
2着 イクイノックス
3着 ドウデュース
4着 ダノンベルーガ
5着 アスクビクターモア
<日本ダービー>
1着 ドウデュース
2着 イクイノックス
3着 アスクビクターモア
4着 ダノンベルーガ
5着 プラダリア
春のG1制覇とはなりませんでしたが、メンバーを考えたらどちらも大健闘だったと思います。
皐月賞とダービーの1〜5着馬がほぼ同じというのは、リオンディーズ、エアスピネル、ディーマジェスティ、マカヒキ、サトノダイヤモンドの時代を思い出させてくれます。
アスクビクターモアは秋に菊花賞を制することになるので、2022年世代のダイヤモンドと言っても過言ではなさそうです。
ダイヤモンドも4歳以降、停滞することになりますが、最終的に引退後は種牡馬入り。ここでも明暗が分かれてしまったような気がしております。
ビクターモアを忘れないように
タイトルの写真は楽天NFTサラブレッドのものになりますが、そうです!
アスクビクターモアの死をきっかけに、NFTを購入しました。
今回はもちろんPOGへの参加目的ではなく、お金を払って購入することで、何かの形でこの思い出を残しておけないかなと思った次第です。
(できればNFT作品はもっと濃い動画であって欲しいというのが正直なところですが…笑)
こんなNFTの使い方もアリなのかな?とか思ったりして、今後も何かの際にアスクビクターモアのことを思い出せればと思っております。
暑い日が続くので、皆さんも熱中症には注意をしながらお盆を過ごしましょう!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。