【調教師】オーソリティの悲劇から考える: 木村哲也調教師とは?
先週のエルムSで競走中止となってしまったオーソリティ
レース後に重度の怪我を負ったことが判明しました。
既に6歳のクラブ馬で、実績も考えると…
残念ながら近々引退が発表されるかもしれないですね(涙)
上記記事の写真ですが、どこかで似たような光景を最近見たような気がします。
ダービーのスキルヴィングも鞍上はルメールで、木村哲也厩舎の所属馬
これは偶然、それとも必然?
ということで、今回は木村哲調教師について考察していきたいと思います。
なぜかあまり良い印象のない厩舎
筆者は木村厩舎所属の馬に出資したことないですし、馬券もイクイノックスしかりそれなりにお世話になっております。でもなぜか印象が良くない(笑)
まずはネットで「キムテツ」と調べてみると…
キムテツ パワハラ
キムテツ 餌やり
キムテツ 天栄
キムテツ ルメール
キムテツ 無能
キムテツ コメント
まぁ言いたい放題ww
筆者個人のイメージと重ねると…
ノーザンファーム生産馬ばかり預託されて、ルメールを主戦に勝ち続けるからアンチが増えて、ノーザンファーム天栄での外厩仕上げに対して調教師の「無能」「餌やり」と揶揄される。しかも木村哲調教師本人も大塚海渡騎手へのパワハラ疑惑や、クラブやメディアへのコメントでネガティヴ要素が多いため、不必要に印象を悪くしてしまっている。
といった感じでしょうか?笑
前段が事実なら個人の成功に対する世間の嫉妬とも捉えることができますが、後半が事実なのであれば良くないですよね。
ではそれぞれの内容に関しては事実なのでしょうか?
厩舎の歴史と成績について
木村哲也調教師について調べると、「競馬学校厩務員課程を経て、美浦・佐藤征助厩舎で厩務員。高橋裕厩舎の調教助手。のち勢司和浩厩舎、中川公成厩舎を経て、2011年6月に秋山雅一調教師の勇退に伴い厩舎を開業。」ということで、木村哲厩舎は今年で13年目、調教師は50歳と比較的若いカテゴリーに入るのではないかと思います。
そして本年も含めた近5年で、リーディング上位20までに入った(入っている)年が4年と上位厩舎であることは間違いなさそうです。
一口DBで厩舎の指標を見ていっても、これは…すごすぎる!
やはり突出するのは社台グループ率62%でしょうか。
厩舎所属馬の6割以上が社台系となれば、この数字(そして揶揄)もある意味で納得かもしれません。
そしてこれも“やはり“ですが、主戦騎手はルメールJで、驚くべきは全レースでの起用率が38%ということ。
ルメールJは他のノーザン系有力馬に乗ることも多いので、この数字は驚異的と言いようがないです。
あと意外だったのは、次に騎乗数が多いのが北村宏司Jであるということ。
それも騎乗率が全体の16%ということなので、どちらの騎手が配置されるかでそのレースの本気度を見ることができそうです(苦笑)
キムテツのダークサイド?
「餌やり」かどうかは置いといて(笑)、まずはこの事件ですね。
大塚Jの騎乗技術など色んな背景はあるのかもしれませんが、暴言・暴力については容認できるものではないので、これはマイナスになるのは間違いないです。
ただ人柄という部分では「キムテツ コメント」で調べても正直なところわからないです。
ステルヴィオでG1初制覇をした時の“男泣き”をみる限り、感情をむき出しにするタイプなのではないかと想像しますが、良い人・悪い人の判断は難しいというのが結論になります。
これについては今後の大塚海渡Jの活躍を見て判断したいものです。
好みがハッキリ分かれそうな厩舎
情報量としては少ないかもしれませんが、ポジティヴ・ネガティヴの両サイドを見ての判断としては、良くも悪くも昭和世代の調教師なんだろうと感じました。
業界最大手ノーザンFの意向を反映することで、リーディング上位に君臨する方針は決して間違いではないと思っておりますが、個人的な好みとしては以前の角居調教師、藤沢調教師、現在の矢作調教師のように我が道を進む調教師の方が好感を抱くというのが正直なところです。
ただし、スキルヴィングの死やオーソリティの怪我が本調教師に起因するものか否かは別の問題になりますので、何でもかんでも木村哲調教師のせいにするというのは違うということもここで表明できればと考えております。
記事の締めとしまして、今後も調教師の考え方・方針などを考慮しながら、出資馬を決めていきたいと改めて感じた次第です。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!