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【種牡馬】ダート界に新風を吹き込むか!? Honor Codeが背負う日高生産馬への期待
先日記事にも書きましたYGGオーナーズクラブのサマーセールに向けた種牡馬アンケート
その結果ですが、下記の通りになったようです。
1.シニスターミニスター 162票
2.ルヴァンスレーヴ 140票
3.ホッコータルマエ 115票
4.スワーヴリチャード 85票
5.ヘニーヒューズ 72票
6.モーニン 69票
7.ゴールドドリーム 63票
8.オルフェーヴル 61票
9.エスポワールシチー 53票
10.フィエールマン 49票
やはり1位はシニスターミニスターだったようですね!
クラブ会員が第2のドライスタウトを待望しているものと理解しました。
そしてそんな中、日高にビッグニュースが入ってきました!
米国からの種牡馬輸入は近年珍しいことではないですが…えっ、エーピーインディの直仔ですか!?
筆者のような2010年代に競馬を始めた人間にとっては「エーピーインディ系」というもはや“系統“という存在だっただけに、これは血統の素人ながら種牡馬としての価値の高さを感じた次第です。
ということで今回はHonor Codeという種牡馬の可能性について書いていけたらと思います。
種牡馬として期待される特徴
Honor Codeの競走馬としての成績は、先ほど貼り付けたnetkeibaさんの記事の通りですが、筆者はエーピーインディ系種牡馬の特徴として下記のようなイメージを持っております。
早熟、2歳戦から活躍しやすい
ダートの平坦コースが得意
稍重、重馬場で好成績
距離適性は1,900mまでだが、1,700〜1,900mが特に買い
下記はマジェスティックウォリアーの産駒データ(一口馬主DBのデータ引用)になりますが、あながちズレていないのではないかと思います。
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また血統評論家の亀谷さんもシニスターミニスターの動画で「買いポイントはダート1,700m以上」とおっしゃっており、テーオーケインズを代表する通り、“ダート中距離でG1馬を狙える種牡馬“と認識しております。
YOUは何しに日高へ?
このタイミングでHonor Codeが輸入される背景ですが、やはり「3歳ダート三冠競走」の創設などの中央・地方でのダート競走の体系整備が影響ではないでしょうか。
優駿SSは元々へニーヒューズやアジアエクスプレスなどのダート系種牡馬が繋養されておりますが、新たにアルクトス、インティ、ケイティブレイブ、チュウワウィザードを繋養しており、ダート路線へ照準を合わせていると見て間違いなさそうです。
もちろんこの動きは優駿SSだけのものではなく、業界全体でダート種牡馬の価値が上がる中、上記の4頭はサンデー・ミスプロ系であることから、ここにエーピーインディの直仔を加えると一気に繁殖の幅が広がるものと推測します。
サンデーサイレンスとラムタラじゃないですが、種牡馬一頭で勢力図が大きく変わってしまうのが“競馬“ですので、この一連の流れが日高の生産関係者にとってプラスとなることを願うばかりです。
マルシュロレーヌ、パンサラッサ… そしてウシュバテソーロに続け!
2021年のブリーダーズCディスタフを優勝して驚かせたマルシュロレーヌ
これが日本馬初の海外ダートG1制覇になったのですが、そこから2年もしない間にパンサラッサがサウジカップを優勝。そしてその1ヶ月後にはウシュバテソーロがドバイワールドカップを制覇するなど今HOTなダート戦線。
ここに国内のダート路線整備が相まって、この先新たなダート界の新星が登場すれば、全体として好循環になることは間違いないです。
筆者も地方競馬やダート路線、そして日高生産馬の発展を願う1人として今後のHonor Codeの活躍には注目していきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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