25/01/18 アイドル

昨晩、友人と集まって【推しの子】の実写版を見ました。

なんで通話しながら見るものがマンガの実写版ばかりなんだという感じですが、さあな…そこんとこだがおれにもようわからん。

とりあえず1話だけ見たんですが、これは原作でいう1巻、いわゆる原作第1章(プロローグ)の部分。まず何より改めてこの第1章は天才的なつくりだと感じましたね。ということは原作の良さがそのまま引き立つような映像化になっているわけで信頼できます。ただマンガを映像に起こしただけじゃなくてちゃんと「映像を作る方法論で解釈・再構成」がまっとうになされているという印象も受けました。
ところで第1章だから特にというのもあるんでしょうけど、めちゃくちゃYOASOBIの「アイドル」がほしくなりますね。

赤坂アカ先生の前作「かぐや様は告らせたい」の実写版2作みたいに「ちょけた」ところがないのもだいぶ好感触です。(かぐや様の実写版)(同ファイナル)
推しの子本編において「マンガを実写化でめちゃくちゃにされる原作者の苦悩」みたいなのが扱われる話が間を置いて2回あるんですけど、なぜかこの回数はかぐや様が実写化された回数と同じです。なぜか。

その後、学マスのNIAの話などをしていたらだいぶ夜ふかししてしまいました。三度寝から起きるともう正午。

せっかく昨晩盛り上がったんだしということで手毬のNIAをクリアしました。面白かった~! NIAの語りのフォーマットと最も噛み合ってるアイドルだと思います。あと単純にキャラクターもテキストも面白すぎる…。


松田行正『書物とデザイン』を読みました。

文字の発明から記録媒体(紙以外にも羊皮紙や竹簡、石板など)にはじまり印刷技術の登場や発達、それに伴う製本の変化やさらに大きな視点で観た「書物の持つ意味の変遷」を俯瞰する一冊です。
諸説あるようなことが断言されていたりしたので多少眉に唾をつけながらではあったのですが、それでも各時代の書物の画像も充実していて面白い本でした。フォント(書体)の歴史とかも面白かったなぁ。

特に紙の同人誌をつくる人にはおすすめかも。僕は初めて同人誌を作ったとき、紙の種類や印刷の方法にバリエーションがあってそれを自分で選べることにワクワクしたのを覚えています。紙の見本をもらったりもしました(そんなに活かせませんでしたが…)。