アーティストが海外の人から2000のいいね!をもらえた事例
新曲が完成したので、フェイスブックに広告を出したら、
思いもよらぬ反響で、ちょっとびっくりしている。
びっくりついでに、なんでそうなったのかを考えてみた。
Yasmin22のFB広告事例〜¥300で600いいね!
広告開始4日目くらいでこんな感じ。
そして、6日後約¥500で、ついに1000人超え!
結果、10日間の広告予算¥1000で2000超えいいね!
そもそも、インプレッション??とか、リーチ??とか、
広告の専門用語がさっぱりな状態で、
なんとなくターゲットを絞ってみて、この結果。
誰がいいね!してくれてるのかを見てみると、
どうやら、若い衆。
19歳-24歳、ついでその上の25歳-34歳。
国は、
1位 インド
2位 エジプト
3位 トルコ
お世辞にも上手いとは言えない、拙い英語表記に、お手製のクリエイティブ。
なんと。
音楽が国を超えて伝わったらしい。
広告を出す目的
そもそもなんで広告を出したのかは、3つくらいの理由があって。
1つは、新曲の反応が知りたいこと。
ジャケットとか音とか、ぶっちゃけどうなんだろう、と。
2つめは、Yasmin22の音楽はどこの国に受けるのか知りたかったこと。
iTunesなどでは、主に海外で売れているので、国の内訳が知りたくて。
3つめは、いいね!がついたら嬉しいな、ということ。
一番はこれかもしれない。
もちろん音楽が売れることは、心にもフトコロ的にも喜ばしいことだけれど、
自分が創ったものを誰かが喜んでくれるということ、それはただただ嬉しいこと。創作のモチベーションにもつながる。
アーティストの市場探し
今までもiTunesやyoutubeで、
海外の人から少しばかりの好評をいただけたのは、
市場を選んだからだと思っている。
個性や特徴を分析して、ブランディングする。
個人で出来る範囲なので、大層なことはしない(出来ない)。
まず、Yasmin22の特徴を分析すると
◆音楽に、歌詞がない
→日本語という縛りがない。
ヨガとかリラックスしたい時のBGMになりえる。
◆Yasminという名前が、外国語
→アラブの言葉でジャスミンの意らしい。
◆音楽的なテクニックはない
→音楽好きには相手にされないので、
普段音楽を聴かないそうなど、ニッチな市場を探す(必須)。
続いて、音楽家の市場を、ものすごい大雑把に仕分けて、
図にしてみた。
感性とテクニックが両立する天才的な人もいるけれど、
あえて、仕分ける。
①大衆向け、テクニシャン
キャッチーな音を凄腕ミュージシャン達と作る音楽、とか。
②マニア向け、テクニシャン
紅白には出ないけど、フェスとかで体感するすごいカッコいい音楽、とか。
③大衆向け、感性派
音がどうとかより、その存在感がまるごと愛される感じ、とか。
④マニア向け、感性派
技術とかより、人柄とか生き方とかで愛される感じ、とか。
Yasmin22はたぶん、④。
日本で普通に音楽活動をやっていては、確実に埋もれる系音楽。
もう、これは日本以外で探すしかない。
きっと世界は広いから、どこかの国の、誰かには届くやもしれない。
という、楽観的な希望を持ちながら、
取り急ぎの英語表記でyoutubeやiTunesをUPし、
思いつきの単語を英語でタグ付けした。
そういう地道な作業を続けていて、
途中、育児でほとんど活動をしていないのだけれど、
じんわり世界に音が広がっていった。
アーティストのセルフブランディング
昔、尊敬する音楽家に言われたことを思い出す。
技術力の差に落ち込んでいた私に、
「ボーカリストには3種いて、技術的に上手い人、歌詞を届ける詩人、響きの人。」
「上手い人と演奏するのは楽しいし、上手くはなって欲しい。
でも、僕はあなたの響きが好きだ。だから、楽しく歌え。」とのこと。
その言葉には、ほんと救われた。
スキルではないのなら、感性を磨こう。自分らしさを出していこう。
そこから、今のスタイルの音楽に辿り着いた。
賞とかは取れないかもしれないけれど、誰かが聴いてくれる音楽。
その誰かが、どこの国にいるのか、今回の広告の体験で、少し分かった。
アーティストが持つべきは、まず、楽観的な希望だと思う。
市場を日本に限定していると、
創作意欲が萎える経験に、少なからず出会う。
でもその評価をした市場、その価値観には検証が必要だと思う。
その価値観は自分の感性と合っているのか、
本当に自分の目指すべき場所はどこなのか、
自分の創作は何を目指しているのか、どんな状態が心地よいのか、
自分の活きる市場を探して、ブランディングする。
もちろん、売れて有名に…なれるに越したことはないけれど、
そこではないとこを目指す、アーティストがたくさんいてもいいと思う。
ということで、創作意欲のためにも、市場探しのためにも、
FB広告はオススメ!
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Yasmin22の音楽に関するnote記事たち
◆Yasminの名前の由来
◆Yasmin22の音楽の話