憧れの国:台湾移住妄想③
各カテゴリー現況を分析したのち、
台湾移住のpros&consをまとめたいと思う。自分のために。
■台湾overview
①人口動態
台湾は「2021年の国・地域別の合計特殊出生率予測」として
世界で最も低い1.07となったとのこと。
以前からこの傾向はあったようだが、コロナの影響で加速し、ついに
自然減に転じている。
また、予測では2025年に超高齢化社会へ突入との予測もある。
②1人あたりGDP(IMF)
Beforeコロナ:2019年ランキングは33位(日本23位)
Withコロナ:ランキング31位(日本23位)と大きな変動はないように見えるが、2020年のGDP成長率は中国より高い。半導体需要など。
Afterコロナ:コロナ禍脱出先進国としてリードを活かす?
③幸福度ランキング
アジア1位で有名。世界では2021年度24位。
④ジェンダーギャップ指数
国連非加盟国のため、直接のランキングはないが
暫定算出すると世界6位に値するとのこと。圧倒的アジア1位。
日本は100位以下。
⑤カテゴリー別発展度
■農業(食料自給率):30%台とのことで、日本と近い水準。4割を目指す。
とはいえ、山がちで土地が確保しづらい以上難しい?
参考:https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=148,149,150,151,152&post=180951
■産業・経済:輸出志向型経済で海外動向に準ずる。主には機械系輸出が多く、政府の支援を受けた「半導体」の存在感が大きい。
■IT:スーパースター、オードリータンさんがいらっしゃる。さらに国民の意識上、データ活用への拒否感が低くそれを起点にデータビジネスの発展が見込まれそう。
■医療:様々な調査があり、一概には言えないが世界でも高い水準にある模様。SARS・コロナを乗り越えたことで医療制度などの充実もより一層進むか…?6大核心戦略産業の1つにヘルスケアも含まれる。
■環境保全:環境保全への政策・意識が目立つわけではない。EPIランキングも40位と日本韓国より下。とはいえ産業発展が過剰とはいえないことの裏返しと考えられるが、環境負荷は先進各国に比べても高くないかと予想。
参考:https://www.herenow.city/taipei/article/oureco_taiwan/
■育児・教育:
人口動態で書いたように育児サポートは手薄の印象。
台湾大学ランキングはTHE97位。受験戦争は日本より熾烈のうわさ。
■pros
①古きを生かして、次世代につなぐという価値観で暮らせる。
私の個人的な価値観として物心ついた時からリノベに惹かれたり、
サステナビリティを大切に思っているところがある。
起源はわからないが、自分が生きているだけで世の理が不可逆的に壊れていくことに我慢がならないらしい…。その考え方と、台湾の根源に流れる文創という概念は、かなりフィットするんじゃないかと感じている。
②生活費が日本に比べると抑えられる。
よく調べると家賃は食費の日本比率に比べると割高らしいけど、トータルでは割安になる。ある調べによると、2/5程度という試算も。
③TECHの最先端に触れられる。
①の一方で、先進的なIT活用も進んでいて国民の暮らしにベネフィットを還元できているのも尊敬。データフル活用のマーケティングとかやってみたい・サービス開発もしてみたい。
+α 対日感情が他国ほど複雑ではない。
差別含む海外移住のつらさはここに集約されるんじゃないかなと思っている。そこから生まれる気付きや成長はあれど、受けなくていいネガティブもある。
■cons(要検討)
①地震可能性が高い。
日本と同様に大きな地震が起こりうる割に建築物の古さ・耐震強度への不安感はかなりある。
②世界での孤立と平和の比例関係。
国連非加盟であることや中国との関係性からくる国交断絶などが
大戦勃発時にどう影響してしまうか。想像すると不安になる。
政府による軍事力UPの方針もここにつながるのではないのかしら…。
③高齢化社会が確実に到来する未来に耐えられるか。
人生の後半を暮らし、終活するには特に影響はないが、
国としての発展を他人事と思えない自分が明るく生きていけるかはちょっとわからない。(いま日本の未来を考えても暗い気持ちになるのに。)
■結論
ありあまるprosのため移住妄想は続けたいと思います。
とはいえcons②は重大な点なので、フル移住よりも東京との2拠点生活を優先する形にしたい。
次回は移住事情リサーチ、
次々回は移住目的とアクションプラン設定いけるかな…。