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アウトドアの目的ってなんだっけ?子どもとデイキャンプして学んだこと

前回のnoteで、僕の最近のアウトドア(デイキャンプ)での、失敗を書かせて頂きました。

今回は、なぜそんな失敗につながったのか?とそこから学んだことを書かせて頂きたいと思います。


このnoteを書くために、前回書いたデイキャンプは、一体何がいけなかったのか?と自分なりに考えみるも、イマイチしっくりくる答えに辿り着いてませんでした。

そんな中、ちょうどそのタイミングでLINEをしていた旧友(最近キャンプを始めた)との会話の中で出た、

「キャンプが好きなのか?それとも、自然の中にいることが好きなのか?」

という言葉が、今回の結論につながるきっかけになりました。


失敗の原因は、「手段」と「目的」をはき違えていたこと


旧友の言葉が気になった僕は、思い当たることがあり、過去の自分の記事をあらためて振り返ってみました。

この記事の結論部分を読み直すと、

ニューシーランドはアウトドアの聖地というだけあって、日本に比べてアウトドアの楽しみ方がより自然な気がするし、アウトドアを通じて人生を豊かにしている人が多いように思います。
カイツナ川で会った人達のキャンプをする目的は、カヤックを朝から晩まで楽しむため、ホリデーパークで会ったファミリーのキャンプをする目的は家族と楽しい時間を過ごすためでした。
どちらが良いとかでもなく、ただ共通して言えるのは、自然に身を置くその時間をそれぞれのカタチで楽しんでいるってことなのかなと思う。
やっぱりアウトドアの本質は自然を楽しむことであり、その中で家族や仲間と良い時間を過ごすことだよなと改めて考えさせられました。

と、書いてありました。


それを読み、「あれ?僕は今回、何を目的にデイキャンプしたんだっけ?」と思い、その時の自分の気持ちを振り返ってみると

・焚き火したい
・ダッチオーブンを使いたい
・キャンプっぽいことしたい
・お気に入りのギアを使いたい

etc..

‥ここで僕は気付きました。

焚き火も、ダッチオーブンも、ギアを使うことも、本来、自然を楽しむための手段。それを、僕は目的にしてしまっていたのではないか。

僕の失敗の原因は、目的(自然を楽しむこと)を忘れて、手段(焚き火など)をするためだけにデイキャンプしていたからかも!


確かに、デイキャンプしたあの日、僕は山から見える景色を眺めた記憶がない。

そしてなにより、子どもと妻とゆっくり自然で遊ぶ時間を持てていなかった! 



「誰か」とアウトドアする目的は、その人と良い時間を過ごすため


今回僕は、子どもと妻にも、焚き火で料理をするってことを押し付けていたかもしれません。
(その時の僕は、焚き火で料理をふるまうことが、家族を楽しませることにつながると本気で思っていたからなのですが。)

もし、そこで僕が、焚き火をすることは自然を楽しむための「手段」のひとつ、と考えることができていたなら、”今日は風が強い”と分かった時点で、無理して焚き火はしなかったかもしれない。

手のかかる料理はやめて「今日は遊んだら山を下りよっか。ごはんはどこかで買って食べればいいし。」っていう提案ができたかもしれない。と今になって思います。


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僕が今回の失敗から学んだ(再確認した)アウトドアするうえでの大事なことは、

①自然を楽しむこと
②その中で家族や仲間と良い時間を過ごすこと
③それを忘れないこと。(忘れがち!笑)

火を眺めてお酒を飲む楽しみ方も、もちろんあると思うし、こだわりのアウトドアギアを使いこむ楽しみもある。

それぞれ好みがあると思うし、ソロなのか、ファミリーなのか、グループなのかでも、楽しみ方は違うと思う。

共通して大事なのは、自然を楽しむという目的のもと、一緒にいる人みんなと良い時間を過ごすこと、そしてそのために焚き火や道具などの手段があるってこと

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現在のアウトドアランチのカタチ


では、この失敗を経て反省をした、現在の我々家族のアウトドアランチはどうなっているか、以下に書かせて頂きたいと思います。


①ごはんは作らず、お弁当やお惣菜を買うことにした

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今ならわかるけど、小さな子どもがいて、大人は2人しかいないのに、さらには、日帰りの短い時間であるのに、わざわざ時間のかかる焚き火料理を作ろうとすること自体、無理がある。

デイキャンプが終わった直後は「焚き火で無理なら、ツーバーナーでも買うか?」と思って色々調べて、アマゾンでカートに入れるとこまでしていたけど、別にごはんを作ることが目的じゃないよな。ということに、そこで気付きました。

だったら、わざわざ作らなくても弁当買えばいいね、と。

道の駅でのお弁当選びや、ついでに甘いデザート買ったりが、ちょっとした旅行気分になれて、意外と楽しい。なにより、作らないから気楽でいい。(笑)


②さっと出せるアウトドアチェアとテーブルを導入した


組立てに1~2分かかる、ヘリノックスのビーチチェアを出すことをやめ(個人的には、かなりお気に入りのチェアですが笑)、

モノが散らかる原因にもなっていた、レジャーシートを出すことをやめ(座り込むと、子どもはごはんが食べにくそうだったし)、

その代わりに、さっと開くだけで座れるフォールディングチェアと、フォールディングテーブルを使ったランチスタイルに変更。

こうすることで、車のトランクからこのチェアとテーブルを出して、さっと開くだけでランチスペースが完成。準備にかかる時間は10秒程度。片付けも超ラク。

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③結果、短い時間でアウトドアを満喫できるようになった

先に書いた➀と➁に変更すると、時間にかなりゆとりができた。ごはんを食べる直前まで3人で遊び、お腹空いたらすぐ食べれる。

ランチの準備にかかる時間を少なくしたことで、たくさん遊べて、心にゆとりがでて、僕も、景色を見る余裕ができた。

こうなると、休日の2~3時間を使って山遊び+ランチして、あまった時間は家で他のことができるように。子どもの昼寝のリズムも崩さなくてOK。

ストレスなく自然を楽しんで、日常生活に戻ることができるようになった。

これがかなり調子よく、「これってアウトドアがある豊かな生活って言えるかも」って思っています。ちょっと地味ですけど(笑)、まあ、一歩目としては、良い。

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自然を楽しむという目的を忘れず、色んな手段で楽しみたい


今後、誰かとアウトドアするときは、一緒にいる人ともっと自然を楽しむためにはどうしたら良いか?を第一に考えていきたいな、と思います。

その上で、例えば、焚き火が適切だと思えば、やる。必ずしも、焚き火しないといけない訳じゃない。

ギアも、本当に必要なときだけ出せばいい。こだわりのギアを使うことが目的じゃない。

そうやって考えていけば、多分、これからやるどんなアウトドアでも、楽しく、柔軟に過ごせるような気がしています。


そして、もっといえば、自然を楽しむための「手段」(キャンプだけでなく、カヤックやサーフィンなどのアクティビティ含む)の色んな引き出しを持っているアウトドアおじさんになりたいな、とそう思っています。

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以上、この記事をもって、4週にかけて書かせて頂いた「子どもとアウトドア」をテーマにしたシリーズは、一区切りとさせて頂きたいと思います。

最後まで読んでいただいた皆さま、ありがとうございました!


(表紙写真:Yuya Nojiri)

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