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激流のパワーを全身で感じる、ホワイトウォーターカヤックの魅力

こんにちは!元激流カヤックガイドが、川の楽しさと安全に楽しむコツをお届けするシリーズです。今日は「ホワイトウォーターカヤックの魅力」についてです。

一口にカヤックといっても、用途や遊び方に応じて色々な形のものがあり、初めての方にはどんなカヤックが自分に向いているのか、わかりにくいかと思います。このシリーズでは、カヤックがあるとどんな遊び方ができるのか、とカヤックの種類をご紹介していきます。


【リバーカヤックの遊び方】ホワイトウォーターカヤック

これは、川下りの中でもあえて瀬がある区間を下る遊び方。白く泡立った区間を漕ぐことから、ホワイトウォーターカヤックと言います。僕が一番情熱を注いだのがこちらの遊び方です。

ホワイトウォーターカヤックの魅力は、白く泡立つ波の中にカヤックで突っこむ爽快感だったり、落差のある滝を下るスリル、川の流れを読みながらテンポよく危険箇所をかわしていく達成感が、めちゃくちゃ楽しく、アドレナリン全開になります。

さらには、川は水量により表情が変わるので、同じ瀬でも、日によって険悪な波になったり、どんな下り方をしても受け止めてくれるような包容力のある波になったりと、色んな自然の表情を身体全体で感じることができるアウトドアスポーツなんです。

四国吉野川・小歩危峡

なので、これを読んでくださっている方全員におススメしたいところなんですが、始めるにあたっては少しハードルが高いのが難点

ハードルを高くしているひとつの要因として、急流用のカヤックはコントロールが難しいことが挙げられます。リバーランニングやクリーキングボートと言われる種類になりますが、激しい瀬の中で俊敏に動く必要があるので、慣れないとまっすぐ進むことが難しく、転覆した際はすぐにパドルを使って起き上がる(ロールする)必要があるので、あえて、ひっくり返りやすい構造になっています。

要は、急流用のカヤックで、急流区間を下れるようになるのは、結構な時間と労力が必要ということです。

なので、おススメしたい方法は、まずはパックラフトと呼ばれる一人乗り用のインフレータブルカヤック(空気で膨らませるタイプ)で、瀬を下ってみるのがいいと思います。

パックラフトであれば、安定感があるので、転覆しずらく、そこまで熟練しなくても急流川下りができます。もちろんガイド付きで、ではありますが。

よかったら、パックラフトツアーをやっている会社さんもありますので、参考にしてみてください。

キャニオンズ(奥多摩/みなかみ)

THE BLUE EARTH(四国・吉野川)
※こちらは僕をホワイトウォーターの世界に引きずり込んでくれた先輩の会社。優しい人柄で、おもてなしが大好きな方なので、いいツアーしてくれますよ!

この遊び方に適したカヤックの種類は、
リバーランニングカヤック」、「パックラフト

アウトドア製品開発コラム

ここからは、新製品開発に関するコラムです。これまで板金加工の下請けを主としてきた会社で、アトツギとして初めて製品開発に挑戦中。
今作っているのは、スズキのジムニーのトランクにぴったり収まる収納プラットフォームです。アウトドアでの使いやすさを追求し、カスタマイズできる仕様を目指しています。

オッターフレームののコンセプトと概要

前回のnoteではオッターフレームの名前の由来についてお話しましたが、今回は製品のコンセプトについてお伝えします。

製品コンセプト

オッターフレームのコンセプトは、「ジムニーでアウトドアを楽しむユーザーのための多機能収納ボックス」です。車内スペースを効率的に使い、整理整頓しながら、アウトドアでも手軽に活用できる設計になっています。特に、車中泊やキャンプなどのアクティブなライフスタイルを持つユーザーに向けた製品です。

製品概要

  • サイズ:横440mm × 縦540mm × 高さ225mm

  • 重量:試作品は10kg(軽量化予定)

  • 素材:アルミフレームと木製天板

  • 特徴

    • 引き出し収納で道具を整理して使いやすく

    • ジムニーに簡単装着、アウトドアでもすぐ使える

    • キャンプ場ではミニテーブルとして、自宅ではインテリア収納としても活用可能

使用シーン

  1. キャンプ場でのミニテーブル兼収納:道具を整理し、そのままテーブルとして使用可能。

  2. 自宅での収納:リビングや玄関での収納ボックスとしてデザイン性も活かして活用。

  3. 車中泊やピクニック:車内の整理に使い、ピクニックではミニテーブルとして利用。

オッターフレームは、アウトドアを楽しむジムニーユーザーに向けた、使い勝手と多機能性を兼ね備えたアイテムを目指しています。現在、軽量化やさらなる使いやすさの改良にも取り組んでいます。


次回もお楽しみに!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

(表紙写真:Yuya Nojiri)

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