河原では走らない!
こんにちは!元激流カヤックガイドが、川の楽しさと安全に楽しむコツをお届けするシリーズです。今日はお恥ずかしい失敗談シェア第4弾です(笑)。
川では一度のミスが大きなリスクにつながりますが、正しい知識があれば多くの危険は回避できます。僕の失敗をシェアすることで、これから川で遊ぶ方にも危険を少しでも理解してもらえたら嬉しいです。
河原では走らない!
これは、ラフティングツアーにセイフティカヤック(SK:ツアーの安全の為に同行するカヤック)のガイドとして同行していた時のことですが、スタート前にカヤックを担いで河原を走っていました。
右肩にカヤックを担ぎ、左手にパドルを持ち、ツアーが押し気味だったので、ちょっと焦りもありながらゲストの元に向かって走っていたのですが、つま足が地面から出ていた岩に引っかかって、派手に顔面からこけたことがあります。
痛いとも言ってられませんし、自分がケガしたからといってこれ以上ゲストを待たせるわけには行かないので、そのままカヤックに乗りツアーを続けました。
ゲストが心配そうに僕の顔を見ていたので、やっぱり怪我してるかな?思いつつ、ツアー終了後に鏡を見たら、鼻のてっぺんの皮膚がパックリ割れていました。
何十回も通っている河原でしたし、履いてるサンダルも毎日使っているもの、カヤックも毎日担いでいたので、油断や慢心がありました。
どんなに慣れている場所でも、河原は走るもんじゃない。皆さん、河原では走らないようにしましょう!(当たり前か。笑)
アウトドア製品開発コラム
ここからは、新製品開発に関するコラムです。これまで板金加工の下請けを主としてきた会社で、アトツギとして初めて製品開発に挑戦中。
今作っているのは、スズキのジムニーのトランクにぴったり収まる収納プラットフォームです。アウトドアでの使いやすさを追求し、カスタマイズできる仕様を目指しています。
大地さんとのディスカッションとプロトタイプのシミュレーション
大地さんの意見は、やはり的確でした。
まず、車中泊に関しては「ジムニーの狭い車内で、できるだけ荷物を減らして過ごそうとするユーザーが多い。
だから、わざわざアルミの収納ボックスを買ってまで車中泊をしようとは思わないんじゃないか」とのこと。ジムニーは標準状態でも足を伸ばして寝られるスペースがあるので、その意見には納得しました。
次に、カラーバリエーションについては「ジムニーの現行モデルだけでもカラーバリエーションが10種類前後ある。それに全て対応するのは難しいから、2色くらいに絞った方が生産面でも良い」との提案。これには僕も生産の効率を考えて賛成でした。
さらに、オプションパーツの話題にも発展し、大地さんからクーラーボックスが引き出し式になっていると便利ではないかいうアイデアをいただきました。
クーラーボックスはトランクに置くと一番下に来ることが多く、上に荷物を積んでしまうと飲み物を取り出すのが大変です。でも、引き出し式ならそのストレスがなく、使い勝手も良くなります。
その後、プロトタイプを使ってジムニーへの取り付けと取り外しのシミュレーションを行いました。
フレームをどこで持ち運ぶか、取り付ける際や取り外す際に手をどう動かすかなど、細かい動きを確認。いろいろ試してみた結果、下の写真ところを持てるようにするのが一番スムーズに取り付けできるかも、という結論に至りました。
このプロトタイプをベースにジムニーイベントに挑みます。まだまだ足りない要素がいっぱいです!笑
次回もお楽しみに!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
(表紙写真:Yuya Nojiri)