自己紹介パート10(高校教師時代ーいじめは絶対に許さない② 拒否する練習)

私が5年目に受け持ったクラスでは、話し合いでは、済まないことがありました。

その年、私はクラス内で、二人の生徒(仮に、A君、B君とします。)がいじめられていたことに気付きました。
二人とも他人から自分の意に沿わないことを言われたり、されたりした際に拒否できない性格だったので、拒否できるようになるためには、どのようにしたら良いか考え、A君には以下のように拒否する練習をさせました。

私「なあA、俺が奴等だと思って、嫌なものは嫌と、言ってごらん。」
A君「はい」
私「ふざけるんじゃねぇ。やめろ、この野郎。さあ、言ってごらん」
A君(か細い声で)「ふざけるんじゃねぇ」

A君は一回では言えませんでした。また、どうしても、大きな声で言うのが難しかったようです。
だから私は「声は、小さくてもいいから、嫌なものは嫌って言うんだよ。それで、何かされたら、俺に言いな。俺が10倍にして、返してやるから」と言って、励ましました。

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