自己紹介パート8(レイモンドさんとの思い出)

私は、平成3年8月に、レイモンドさんと一緒にオーストラリアを旅行しました。その時には、今思い出しても笑える出来事がありました。

レイモンドさんと二人で、シドニーのサーキュラーキー駅からオペラハウス方向に向かい、ちょうどオペラハウスの前に差し掛かった時、オペラハウスの前に、若い女性(女子大生か、社会人なりたてか?)のグループがいました。
そのうちの一人がカメラを手に持ち、誰かに写真を撮って貰いたそうにしている様子でした。
以下、レイモンドさんと私のやりとりです。
レイ『あの子たち、写真を撮ってくれる人を探しているんじゃない?』
私『そうだね』
レイ『ひょっとして、日本人じゃないの?』
私『日本人っぽいね』
レイ『あの子たちは、日本人を探して、声を掛けようとしているんじゃないの?撮ってあげたら?』
私『じゃあ、声を掛けてみるね』
と、私は、彼女たちのところへ行き、声を掛けました。
すると、彼女たちは、ほっとした様子で、
『日本人でしたか。私たち、あなたが日本人かどうか迷っていたんです。日本人で良かった』と言って、私にカメラを渡しました。
撮影を終えて、私は、レイモンドさんのところに戻り『やはり、彼女たちは日本人で、日本人が通り掛かるのを待っていたらしいんだ。私を見て、多分日本人だろうと思ったけど、外国人らしき人と話ながら歩いているから、日本人かどうかわからない、日本人ならいいなと思っていたそうだよ。私の方から声を掛けられて良かった、と言われたよ』と話したら、レイモンドさんは日本人の私に『日本人と日本語で話せるなんて、あんた日本語が上手いね』と言ったのです。
だから私もレイモンドさんに『あんたは、英語が本当に上手いね』と言って、お互いに笑いました。
レイモンドさんも私も、冗談が大好きです。彼と過ごした時間は、かけがえのない時間です。

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