大都市アビジャンの魅力を語ります🇨🇮
今回は、コートジボワールに入国して最初に訪れる街「アビジャン」についてレビューします。魅力溢れる街なので紹介したいことはたくさんありますが、3つに絞ってみます!
西アフリカの魅力が詰まった街”アビジャン”
アビジャンは首都ではありませんが、コートジボワールの最大都市で経済・文化の中心的な役割を担っています。
さすがは最大都市、交通量、人の量がすごくて熱気がある街でした。街全体にハイウェイが張り巡らされており、交通機関も充実しているので、行き来しやすいです。
整備された道路、高層ビルがある一方で良き西アフリカの雰囲気を味わうこともできました。「東京」に丸の内のように高層ビルが立ち並ぶ場所もあれば、田園調布のように閑静な住宅街もあれば、浅草などの下町エリアがあるのと同じですね。
下記がアビジャンのエリアマップです。エリアは全部で10あり、それぞれ異なる特徴があります。アビジャンに行く際はブログや宿のスタッフなどにどんな雰囲気のエリアか確認してから行くことをお勧めします。ぜひ最新情報をご確認ください。
魅力その1:Plateau(プラトー)で、大都市や豪華な教会を満喫!
Plateau(プラトー)地区はアビジャンの中心街。政府官庁や企業が多く立地し、高層ビルが立ち並ぶエリア。油断は禁物ですが、1人で歩くのに恐怖はほぼありませんでした。この地区にはアビジャンで人気No.1観光スポット「聖ポール大聖堂」があります。他にも奇抜な形をしたビルがあったり、豪華なモスクがあったりと見どころたくさんです。プラトー地区はそこまで大きくないので、半日あれば歩いて回ることが出来ます。
では、ここからはプラトー地区で見ておくべき場所をご紹介します。
1.聖ポール大聖堂(Cathédrale Saint-Paul)
1985年に建てられたカトリックの大聖堂です。フォルムとその大きさに目を奪われます。遠くからでもすぐに分かりました。
入り口には警備員がいましたが、止められることもなく簡単に入ることが出来ました。
ゾウやインパラなどのアフリカらしい野生動物が描かれたステンドグラスがとても綺麗でした。
平日の昼間ということもあってか、ツアーか何かの団体のお客さんがいましたが、それ以外人はまばらでした。
2.グランド・モスク(La Grande Mosquée du Plateau)
下調べせず目的なく歩いていたら、突然綺麗な建物が現れました。後から調べて有名な観光地だと知りました。実際に見る価値ありです◎
とても綺麗なモスクです。ピカピカで色鮮やかなデザインでとても感動したのを覚えています。周辺にはイスラム教徒らしい方がたくさんいて、続々とこの建物に入っていっていました。
外務省HPによると、コートジボワールの宗教は「イスラム教42.5%、キリスト教39.8%、伝統宗教2.2%、その他の宗教0.7%、無宗教12.6%」となっており色々な宗教が混ざりあっていることが分かります。街中を歩いていると、歩道などでメッカの方へ向かってお祈りをしている人たちを何人も見かけました。
3.ラ・ピラミデ(La Pyramide)
こんな面白いフォルムの建物ある!?笑
今は廃墟になっており中には入れませんでしたが、外から見るだけでも楽しめました。
街ブラするだけでも楽しい場所プラトー
プラトーの見所はまだ続きます。
綺麗な建物が並んでいるので歩いているだけでテンションが上がります。
アフリカ布の有名ブランドWoodinプラトー店は広くて品揃え◎でした。ちなみにWoodinがあるRue du Commerce(コメルス通り)は布屋さんが並んでいて、見てるだけで気分が上がりました。私は予算の都合上Woodinで買えませんでしたが、近くのお店で可愛い布を購入しました。
フランス発のパン屋PAULもありました。平日昼間だったので商談をしているビジネスマンがたくさんいました。
私はここで一休みすべく、カフェラテを注文。
中心街、やはり宿は高め
プラトーのホテルはどこも高かったです。「Hôtel Ivotel Abidjan」に1泊しましたが、素泊まりで57,800CFAフラン(=13,875円)。うーん高い。。でも利便性や安全性を考えたらプラトーに泊まるのもありかなと思います。
魅力その2:Adjamé(アジャメ)地区でザ・アフリカな市場を体験!
プラトーと正反対のエリアがアジャメです。
所狭しと小売店が並び、その前に商品を広げて物を売っている人々が座っており、さらに歩きながら商売する人もいると言うなんとも面白い状況。場所によっては舗装されていないため、雨が降るとぐちゃぐちゃでこれまた大変。歩道と車道の区分けがされていないので、入り乱れています。いかにもアフリカの市場(笑)
スマホを出して歩くのはヤバそうだったので、できる限りタクシーを使い、歩きが必要な場合は現地の人(宿のスタッフさんやバスで知り合った英語が堪能なお姉さんとか)と一緒に歩きました。あくまで個人の感想で「アフリカらしさがあって最高。怖さは無くみんな親切だった」と言う人もいるので、参考程度でお願いします。
ちなみに外務省の海外安全情報でも、アジャメは特に注意喚起されています。
コートジボワール各地へ行くバスターミナル
アジャメのイメージが悪くなってしまったかもしれませんが、この地区にはバスターミナルがあります。ターミナルというか、バス会社が軒を連ねる通りがあり、ここから各地へ行くことが出来ます。通りの名前はAv.13(アヴニュトレーズ)です。
↓UTB(ユテベ)はその中でも大きなバス会社なので地図貼っておきます。
私はこの辺りのバスターミナルから首都ヤムスクロへ行きましたが、親切な人が多くいろんな人が助けてくれました。これについては別noteに書きたいと思います。この通りも変わらず人も車もすごいので、大型バスが自社のターミナルへ入るのにも一苦労。それでも、みんなで指示を出し合いながら綺麗に入っていくので、運転技術とチームワークに脱帽です。
魅力その3:Marcory(マルコリー)地区でパーニュグッズショッピング!
マルコリーは、海外安全情報に2022年7月深夜フランス人が強盗殺人に遭ったエリアと記載されていたので、細心の注意を払って歩きました。交通量は確かに多かったですが、アジャメほどカオスではなかったので、直感的な恐怖は無かったです。
ここからはマルコリーの見どころをご紹介します。
可愛いパーニュ(アフリカ布)グッズをゲット❤️
「CAVA Centre Artisanal de la Ville d'Abidjan」は、まさに観光客向けのお土産市場。30〜40ほどの土産屋が集まっており、バック、アクセサリー、ポーチ、置物などを買うことが出来ます。
私はA4がすっぽり入る大きめのバックを購入しました。プラトーで布も買ったけど、既製品はすぐ使えるから有り難いです。最初、5000CFAフラン(≒1200円)と言われたのですが、交渉の結果3000CFAフラン(≒720円)で買えました。
本当はもっと買いたかったのですが、前日にホテルでトラブル発生して現金が足りなくなってしまったので、バック1つしか買えませんでした。でも満足です。
仕立て屋さんがたくさんある!
このエリアでは布の仕立て屋をたくさん見ました。私は最終日の1日しかいられなかったので、作ってもらうことはできませんでしたが、布を持っていけば作ってもらうことが出来たと思います。またアビジャンに行くことがあったら、オリジナルの服を作ってもらいたいです。
ショッピングモールでスーパー巡りとウインドウショッピング❤️
どんだけ買い物するんだという感じですが、海外のお店ってテンション上がりますよね。マルコリーにはスーパーやブランドショップなどが入っている大きなショッピングモールがいくつかあり、それぞれ歩いて行ける距離にあります。私が実際に行った3つのモールをご紹介します。
①PlaYce Shopping Mall
日本の商社豊田通商の子会社CFAOのCFAOリテールが設計・運営を行なっている、大きなショッピングモール。カルフールは商品数が半端なくて、ずっといられました。個人的に刺さったお店は「MINISO」と「MARWA」です。
MINISOは日本人デザイナーと中国の方が設立した雑貨ブランド。世界に3000店舗以上あるそうで、旅先で見つけると必ず立ち寄ってしまいます。ユニクロやダイソーを彷彿とさせる商品やディスプレイを見ると落ち着くのは、やはり日本人ですね〜。
MARWAはモロッコ発ファッションブランド。モロッコでトップスを買った覚えがあり、コートジボワールで再会できて大興奮!
宗教上、露出の少ないデザインが多いですが、形が綺麗なので着膨れしません。めちゃくちゃ可愛いワンピースとサンダルがあったのですが、カード決済が上手くいかず購入断念。。ああ欲しかった。。
フードコートはパン屋、ピザ屋、バーガーキング、ローカルフードなんでもありました。
トイレが綺麗なことには感動しました。
②Cap Sud
PlaYce Shopping Mallから徒歩5分ほどの距離にあるショッピングモール。外国人が多い印象を受けました。ブランドショップが立ち並んでおり高級感がありました。
本屋には日本の漫画コーナーが!しかも結構広範囲!遠く離れた地で日本アニメを見られるなんて感動です。そういえば空港から宿まで送迎してくれたお兄さんから「娘が日本のアニメが好きで、呪術廻戦見てるよ」と言われました。日本の漫画やアニメは世界中にファンがいて本当にすごいですよね!
また、アフリカ布ブランドWoodinが入っていました。
③Prima Center
最後にご紹介するのはこちらのショッピングモール。Cap Sudからさらに歩くこと5分。ここも高級ブランドが入っています。時計をたくさん売っていたのをなぜか覚えています。
立地◎スタッフ◎清潔感◎の宿を発見
「LAVIDA」はマルコリー地区にある宿です。小さいスーパーやレストランが近くにあり、大きなショッピングモールへは徒歩15分ほどで行けて立地が良かったです。booking.comにフランス語のみと書かれていて不安でしたが、英語も通じました。booking.comアプリ内のメッセージの返信もとても早くて有り難かったですし、何かあればすぐ対応してくれました。
素泊まりで40,500CFAフラン(≒9,722円)/泊でした。
今回はアビジャンの魅力をお伝えしました。地球の歩き方すら発行されておらず、日本人には馴染みのない国コートジボワールの大都市。でも魅力はたくさん詰まっていました✨
次回以降は別の街やトラブル(結構起きました笑)についてまとめていきたいと思います!