裸眼は見えない
今日も朝がやってきた。忌々しい朝。蒸し暑い。
コンタクトレンズをはめて裸眼では見えなかった自分の顔、輪郭を捉えて昨日容姿をからかわれたことを思い出す。
「仕方のないことなのかしら、私が悪いから。」
最近学校が楽しくない、免許も取れない、アルバイトにも行きたくない、趣味も上手くいかない、心の拠り所だった友人にさえ最近は冷たくあしらわれる。
「私の積み上げてきた大切な友人関係なのに。」
寝坊をして昼頃に着いた学校、教室へ入る気にはなれなかった。保健室のベッドの枕元にある最近は毎日見る自己啓発ポエム、内容は生きることの素晴らしさ。校庭からはサッカーをする学生たちの声が聞こえる。
「はあ、今日も行けなかった。」
Twitterに愚痴を書き込む。
なんだろ
最近学校が楽しく無いし
今日早退するかガチで考えてる
「いっそのこと何も見えなければ良いのに。」
モデルは三重のDMPです。
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