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だいたい日刊読んで面白かった漫画#5「大難産」(エッセイ編1)

好きなラブライブの曲を聞かれてWILD STARSと答える皆さんこんにちは
本日もよろしくお願いします

大難産

作:山野一
文藝春秋

双子ちゃんとお母さん
そして作者の山野一氏が描かれています

漫画家である山野一夫婦が双子を授かり大波乱の末の出産までを描く育児エッセイです。

山野氏といえば鬼畜系漫画家(所謂ガロ系)であり、人間の業や貧困の不条理などのタブーな部分を丁寧に描写しています。
筆者は山野作品大好きなんですがここでは載せられないぐらいエグいですしグロいです。ぐっちゃんぐっちゃんです。

そんな山野氏の出産エッセイですが、双子ちゃんとお父さんがお風呂はいっているところからはじまり、そこから回想のように徐々に過去の話をする形式になっています。

流れたと思っていたら双子を妊娠していて、そこから双胎間輸血症候群という特殊な病気に、そして出産へと大変な場面が続くノンフィクションや漫画です。ですが、読んでて自然と笑みが零れるようなそんなお話になっています。

このちょこちょこ挟まる話の断片に山野要素を感じたりします

個人的にセリフの部分の描き方がすごく好きで、よく見ると、

子どものセリフは手書きで大人の文字は活字になってるんですよね。

子どもと大人の喋るスピードや滑舌の違いが上手く表現に落とし込まれていてすごいなぁと脱帽しました……。

子どもは手書き、大人は活字で統一されている

山野氏といえば「混沌大陸パンゲア」でシャ○双生児に関する話を描かれていましたが、その氏が双子を授かるのは何か因果のようなものを感じますね……(日記中にも「特殊漫画家の山野一さんがせっせと描いた鬼畜漫画のカルマ返りだ」と言い掛かりをつけられています笑)

そんな感じでとてもおもしろいエッセイとなっています。本屋で見かけたら手に取ってみるといいかもですよ〜〜!

ではでは〜ノシ

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