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一耳惚れ

 「一目惚れ」があるなら、「一耳惚れ」もあるのではないでしょうか。聴いたその瞬間に好きになるという現象。


    私の「一耳惚れ」は、ジャズピアニストの山中千尋さんの「枯葉」でした。


   それは「関ジャム 完全燃SHOW」というテレビ番組の「ジャンルごとにこんなに違う!?ピアニスト特集!」での演奏だったのですが、まず「枯葉」を楽譜通りに山中さんが弾かれます。それを聴いたサバンナ高橋さんが「これやったら俺でもできんで!」と、思わず突っ込んだシンプルな楽譜のこの曲。「それをちょっとジャズで…」と山中さんが弾かれた始めたその途端、私はテレビを見ながら
「えーーーっ⁉️」
と思わず叫んでいました。

    ビッグバンドジャズアレンジに劇的に変化した「枯葉」は、耳からダイレクトに私の心のど真ん中に飛び込んできました!  まさに衝撃 ‼️ 一瞬で好きになってしまいました!
    これを「一耳惚れ」と呼ばずして何と表現しましょう?

    以来、山中さんのCDを聴くのはもちろん、ライブにも何度か足を運びました。TwitterやInstagramも見て、本やコラムも読み、ラジオ番組も聞き続けています。
    知れば知るほど凄いアーティストだなぁ!「一耳惚れ」して良かったなぁ!と感じ入っております。

    最後に、件の回の関ジャムでの清塚信也さんの名言を。


「言葉よりも音の方が深く伝わる」