おおおそうじ
わたしは色々な事を頑張りすぎる傾向がある。(興味のあること)
自分なりの完璧主義みたいなところがあって、人からみたら抜けてる所だらけかもしれないが納得いくまでやりすぎて、疲れてしまう。
この1週間、お家の大掃除に明け暮れている。
今は訳あって実家に住んでいる。
実母と、夫と3人暮らし。
借り暮らし的な感じだけど、なんだかんだ4年経っている。
母との関係性がめちゃくちゃ良好かというと、そうでもないけれど感謝はしている。
実家に住む日が来るなんて、微塵も考えてなかった。今までの自由気ままな暮らしが出来ないし、物は多いし、わたし好みのインテリアにはほど遠いものばかり。
一度母の洋服を一緒に整理したが、タンスのスペースは生まれなかった。
物を捨てられない世代あるある。
そんな物の多い実家だが、気持ちよく過ごしたい思いは皆一緒だと思う。
母が1週間ほど不在にしている間に、徹底的に掃除をしている。
歯ブラシを持ち、色々なところを磨いたり、スポンジでこすったり、壁のほこり取りや扉の淵、隅々まで時間をかけてピカピカに。
そうしているうちに物たちが「きもちいい〜」と話し出した。
「今まで雑に扱ってごめんねー」
「今年もたくさんありがとう」
心の中で声をかけながら。
ていねいに掃除をして、物と向き合い、汚れ方やホコリの付き方をみていると、普段いかに無意識に乱雑に使っているかがよく分かる。
新品までとはいかないが、ホコリが落ちてスッキリした物たちやスペースをみると、良いリズムが生まれるような気がしてくる。
実家で好きな場所は南向きのベランダ。
マンションの5階だから空も比較的ひらけている。
3年前に植えたハーブの苗は、今や小ぶりな木ぐらい成長しているものもある。ここで数々の心奪われる空を眺めてきた。
昨晩はふたご座流星群、湯たんぽを抱えて13個流れ星をみた。
大掃除もあとはベランダとお風呂、ガスコンロ周りくらい。
年末には久しぶり甥と姪も帰ってくる。
きっとすぐ部屋は散らかるだろう。
それもいい。
たのしい時間の準備がわたしは好きなのだ。
野生の女