あと49日
初個展まであと49日。
じわじわと日が近づくにつれ、
"なんの能力もないわたしが、展示なんかして何になる?"
"もっとおもしろい絵が描きたい"
"おもしろい空間づくりしてやろう"
など否定的なことから、より良くしたいという執着、欲、自我が溢れ出ている今日は新月。
こういう感情はいけないものではないが、絵を描くときに極めて窮屈になる。
のびやかにゆるーくしようとすればするほどくるしい。
本棚に目をやると恭平さんの著書
「自分の薬をつくる」が目に入る。
(今週末は大好きな作家の坂口恭平さんの個展を観に熊本へ行く)
ぱらりとめくると、
▼書けないとき、つくれないとき
というページだった。
ちなみにこの本はワークショップで相談事に対する恭平さんなりの処方箋を出すという試みをベースにしている。
一部省略しながら抜粋。
きっと恭平さんも何度もこの道を通って来たのだろう。
「別の現実」という表現にはら落ちして、いつも以上に考えずイメージして描いた絵は今までとまた違う作風だった。
私の作品は意味を込めて描いてはいないし、絵を描き出した3年前は自己表現と思っていたけれど、最近は表現ではなく、ただただおもしろいかたちや色と出会いたいという気持ちで描いている。
と言いつつ、自我は出てくるがそれもまたわたしであり、過程である。
こころを軽くして、気分よくたのしくやれたらそれでよし。
出てきたものぜんぶオッケー!!
という心持ちで進めていこう。
ALL OK!
野生の女