玉扇(ぎょくせん)に出会った
今日は日記です。
いつものように散歩をしていると、とあるお店が目に入りました。
そのお店は僕が通りかかる時はいつも閉まっていたのですが、今日は珍しく「OPEN」の文字が掲げられていました。
気になったので様子を伺ってみると、何やらたくさん植物が見えます。どれも鉢に植えられていて、しかも、なんというか、分厚いです。
しばらく「多肉植物」という言葉が出てきませんでした。とにかく、そんな感じの植物が店内に所狭しと並んでいて、これまたこんな田舎に似つかわしくないぞと思い、中に入ってみました。
どうやら観葉植物の販売をしているようで、店主さんがカウンターで作業をしていらっしゃいました。挨拶もそこそこに店内を見て回りますが、あんまりにも植物が多くて、いつものようにふらふら歩いていたら何かしらにつまづいたり蹴とばしたり踏んづけたりしてしまいそうなので、常に緊張して移動しました。
外から見たように多肉植物がメインで、見覚えのある多肉や、見覚えのない多肉が視界を埋め尽くします。中でも僕の目を引いたのは、「玉扇」と名札の付いた植物です。
写真を撮っていないので皆さん各自で検索してください。ぎょくせんと読みます。写真出てきたでしょ。ね、すごくない?
なんというか、地面に生えた菜っ葉を日本刀で横一文字に切断したような見た目をしています。鮮やかな緑と奇怪なフォルムで、店内でも目立っていました。
店主さんによると、けっこう珍しい種類の植物で、観葉植物初心者にも人気だそうです。僕も惹かれたもんね。そりゃ人気あるよ。
通販だと結構なお値段がついているのに対して、お店のものは1800円からとかなりお手頃そうでした。
せっかくのご縁なので購入しようかと考えて、店主さんにお世話について聞いてみました。すると「なるべく日の当たるところに置いてくれ」、そして「最近は朝夜が寒いので霜が付かないように屋内へ避難を」とのことでした。
困った。僕の部屋に窓はあるが、窓の近くにスペースはない。そしてとんでもないぼんやりさんな僕は、間違いなく寒空の下に放置してしまうでしょう。屋外にも屋内にも置いてられない。そもそも僕、何かを世話する余力がない。
ということで「窓辺にものを置ける部屋に引っ越せたらまた来ます」と言い残してお店を出ました。全体的に見ると、かなりいい日でした。
ほんとうにただの日記だったけど、スキとか共感とかしてね~~~~~~。