桜井武雄氏による『日本農本主義 - その歴史的批判 -』の冒頭を紹介します。
解説
最後の「この小著を、焦土に立って更生の営みに精進しつつある郷里の隣人達におくる。」には、昭和9年(1934年)3月25日(旧暦2月11日)に発生した「大増の大火」に被災した故郷の復興を願う気持ちが表れています。当時の写真を見たところ、大火で桜井氏の邸宅も焼失したと思われます。
茨城県 消防防災年報(令和5年版)の誤り
消防防災年報を見ると、「大増の大火」は「大正9年3月25日」発生と記載されていますが、正しくは「昭和9年3月25日」です。
根拠
八郷町誌 p306
加波山周辺八郷町 p10
大増の大火の写真帳
地元住民への聞き込み調査