Nyage Nyage Tapesが面白そう
Nyage Nyage Tapesはウガンダのダンス、アウトサイダーミュージックのレーベルです。
私がこのレーベルに初めて触れたのはフランスの自称パンク民族音楽学者(なんですかそりゎ)、
Judgitzuのアルバム、「Sator Arepo」でした。
Sator Arepo/Judgitzu
Judgitzuの故郷、ブルターニュ地方のケルト神秘主義をベースに古代の調律やタンザニアのめちゃくちゃ速い土着テクノシンゲリを持ち込んでトライバルテクノに仕立て上げた恐ろしいアルバムです。
またその恐ろしく速いテクノ、シンゲリのコンピレーションも出ています
Sonuds of Pamoja/V.A.
Sounds Of Pamoja(みんなの音)ってタイトルがいいですね
異常に速いビートにプリミティブなボイスサンプリングや掛け声が絡み合って聴いていてかなり楽しい。
みんなこんな速いのかなと思ったら割とポップなヒップホップっぽいのもシンゲリと呼ばれていて驚きました
どうやら最初はかなりアバンギャルドなスタイルだったらしいのですが若者に広く受け入れられていくうちにだんだんポップになっていったみたいです。(というかNyage Nyage Tapesがアバンギャルドすぎるだけかもしれないらしい)
ハードなものばかりリリースしてるわけでもなくて
Nakibembe Embaire Groupのようなシンプルな民俗音楽もリリースしています
Nakibembe Embaire Group/Nakibembe Enbaire Group
名前そのまま、Nakibembe(ナキベンベ)村でEmbaire(エンベール)という巨大な木琴を演奏するユニットです。エンベールとシェイカーの音、ポリリズムと掛け声がサイケデリック。ガムラン(特にGamelan Gong Kebyar)に近いものを感じます。これはもうテクノじゃないでしょうか。
アルバムに参加、Nyage Nyage Tapesのフェスでは共演しているインドネシアのユニットgabber modus operandi、harsya wahonoも素晴らしいです。
レーベルは違えど伝統音楽+テクノという組み合わせでかなり魅力的で激しくかっこいい音楽をやっています。
Sounds of Sisso/V.A.
sisso recordsというシンゲリのパイオニアのコンピレーションも出ています。
ヒップホップと融合したナンバーが結構入っており異常なビートに乗ったラップがかなり気持ちいいです。
"警察の汚職から一文無しで女の子とデートすることの複雑さまで、タンザニアの若者が直面する問題を風刺した歌詞をよく口にするMCと組み合わされている。"
とbandcampの説明文にありましたが異常なビートに乗せた過激なラップがしっかり若者の文化に根ざしているのがいいですね。
Mille Morceau/DJ FINALE
コンゴのアーティストです。
1940年代にコンゴで流行ったスーグースというルンバを基にしたダンスミュージックです。アフリカらしいノリのいい音楽に現代的なトラップビートや尖ったビートが組み合わされています。DJ FINALEはゴミを再利用して音楽を作る集団のメンバーらしく、リサイクル、過去と未来の接続のようなアルバムです。
Mr Mixondo/DJ Travella
19歳でこれ作ったらしい。シンゲリのニューウェーブ、衝動的で過激ですが耳に残るメロディで聴きやすいです。これからの展開も楽しみです
Takkak Takkak/Takkak Takkak
インドネシアのアーティストです。メタルっぽい瞬間があったり伝統音楽に様々な要素が加わった良い感じのトライバルミュージック、Mong Tongみたいな雰囲気で好きです。ジャケットが良い。
まとめ
シンゲリを中心としたハードなテクノや土着文化に根ざしたトライバルミュージックが多く、AKIRAのサントラとか平沢進とかEYƎ(ボアダムス)とかテクノと伝統音楽の融合が好きな人はかなり楽しめるレーベルじゃないでしょうか。
終わりに
正直レーベルのアルバム全部聴いてる訳でも無いですしシンゲリ自体今日知ったような物なので用語など間違いなどあると思いますし自分で調べて記事見た方がもっと詳しく知れると思います。(実際に記事とか商品ページ読んで書きました)
Nyage Nyage Tapes主催のNyage Nyage festivalは youtubeに結構な数動画が上がっていますのでぜひ調べてみることをおすすめします!^_^
♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
Bandcamp
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