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【タワースタンプラリー】東尋坊タワー

全日本タワー協議会(https://www.japantowers.jp/)が実施している「All-Japanタワーズスタンプラリー」の参加記録です。今回は2024年11月4日東尋坊タワーを訪れた様子をお伝えします。(2,482文字)


旅ラン強行軍

前回紹介したクロスランドタワー訪問からマラソン大会を挟んで2日後、私たちは福井県に向かいました。どうせ北陸に行くならタワースタンプラリーをこなしておこうという貧乏性丸出しの精神によるものです。旅行は日常から離れリフレッシュするのが目的のひとつですが、これだけ詰め込むとリフレッシュどころか消耗しているような気がします。特にこの前日にフルマラソン走っていますから、四捨五入すると「消耗」じゃなくて「枯渇」になります。

この旅で最もリフレッシュした瞬間はスーパーホテルの大浴場での入浴でした

東尋坊タワーへの道

前日は晴れていてマラソンで雨に打たれることなく過ごすことができました。この日も同様に晴天に恵まれました。クロスランドタワー訪問は運が悪かったですね……

富山(宿泊地の射水市小杉)から東尋坊までは、北陸道で金津ICまで2時間ほど走り、さらに一般道を20分ほどで到着します。滋賀(関西)方面から行く場合も金津ICで下りると速いと思います。
鉄道で向かうなら北陸新幹線の芦原温泉駅からバスになるでしょうね。荷物は駅のコインロッカーに預ければ便利です。その他、芦原温泉に湯治目的で来る場合は宿で預かってくれて駅で受け取れるサービスもあるようです。
らくらく観光♪手荷物お預かり - あわら市観光協会

東尋坊タワーの実態に肉薄する

いつもタワーを訪れる際は事前にホームページ等で下調べするのですが、東尋坊タワーの公式サイトは長らく更新されていないようです。SNSで調べても具体的な(特に入場に関する施設に関する)情報が無く、行ってみないとどんな場所かわかりません。

タワー基本情報

休館日は不明
※訪問日はハッピーマンデーで営業していたので、土日祝日はやっているようです。
営業時間
9:00-17:00
※夏季や冬季など日没時間の影響で変更されるかもしれませんので、事前に確認した方が良いと思います。
展望入場料
大人:500円(中学生以上)
小人:300円(3歳~小学生)
※各種割引あり

参照:東尋坊タワー ○タワーのご案内○
※タワー1階の掲示(2024年11月4日現在)も以下に載せておきます

ラリースタンプは1階展望受付で入場料支払い後、ラリーストである事を伝えると展望フロアにあるスタンプ台の場所を教えてくれます。押印し展望台から下りて再度受付に声がけする事でエリア制覇等のプレゼントをいただけます。スタンプ台は常に開放されていますので、タワーに登ればラリーストである事を申し出なくても勝手に押印する事ができます。人見知りが激しい人でも安心してラリーできますよ。

能書き無用の絶景

1階受付の奥にある年季の入ったエレベーターで展望台に上がります。エレベーターには窓が無く(外観からもそれがわかります)、到着するまで景色がわかりません。

公共の施設にも民間経営の施設にも見られない、独特のエレベーターホール。
雑居ビルのエレベーターのような雰囲気ですが、扇風機が付いているところに観光地である事が感じられます。
外側から見るとエレベーター昇降部に窓が無いのがわかります

不安な気持ちになりながらも展望台に到着すると、そこには三国の街を見下ろす丘からの絶景が待っていました。

丘の上なので見晴らしが良いです。ちなみに、クルマでタワーに来るときは東尋坊への入口が2つあるうちの手前の方に入ってください。写真右側の道路(私道)からタワーに入れます。

「ネットに情報が無くて怪しい」とか「建物がボロくて怖い」とか、実際に行って見もせずに言っていた自分が恥ずかしくなりました。それほど素晴らしい眺めです。

オールドスクールな展望台ですから勿論Kowaてれぼーくん設置してあります
東尋坊の眺め。日本海の潮流の具合で七色に輝いています。

民間経営ゆえの難しさ

眺めは最高なのですが、建物は古めかしいです。昭和レトロと言えば聞こえは良いのですが、施設の性質上リニューアルが難しいのでしょう。改修しづらい感じが伝わってきます。

筆者の密かな楽しみである展望台トイレチェック。東尋坊タワーのそれは故障中で立入禁止でした。
展望フロアは本来二層になっていて、下層には展望レストランがあったようです。現在レストランは閉鎖されており、レストランに行くと思われる出入口は非常口になっています。

全日本タワー協議会への積極的な関わりや、地上階での各種展示を見る限り、相当な営業努力をされていると思います。しかし、レストラン営業が長らく行われていない様子を見てしまうとつらいものがあります。ラリーストとして少しでも力になりたいと思います。

地上1階から2階を覗いてみると、長らく営業していないであろうレストランの様子が見えます。
全日本タワー協議会所属のタワーの過去の写真が展示してあります。ラリースト必見です。ぜひ東尋坊タワーへお越しください!!

飛び降り禁止!?断崖絶壁

東尋坊タワーは東尋坊の景色を楽しむための施設ですので、東尋坊まで足を伸ばしてみましょう。

この日はマラソン大会翌日で足が痛かったので下りませんでしたが、皆さん結構ガッツリ下りててびっくりしました。

タワーとは関係無いのですが、「たけだ亭」というお土産物屋さんで梅宮辰夫の漬物を買うことができます。辰ちゃん漬けのオフィシャルストアとのことですので、東映ファンはぜひ寄ってください。

たけだ亭さんでお食事もいただきました。越前そばとソースカツ丼のセットという夢のようなメニューがあります。

また来てね東尋坊

切り立った崖の景勝地という事で、昔から自殺の名所という汚名を着せられている東尋坊ですが、東尋坊タワーからの見晴らしは逆に人生に光明がさすような気がします。一度と言わず二度も三度も来たくなる。とても素敵な場所でした。みんなも東尋坊タワーに上ろうぜ!!

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