【タワースタンプラリー】クロスランドタワー
全日本タワー協議会(https://www.japantowers.jp/)が実施している「All-Japanタワーズスタンプラリー」の参加記録です。今回は2024年11月2日クロスランドタワーを訪れた様子をお伝えします。(3,656文字)
※2024/11/10富山マラソンの事を別記事にした都合で加筆修正しました
俺は旅する渡り鳥(ただしダチョウ)
「旅ラン」というものがあります。ランニングを目的に旅行に行く、旅行の合間にランニングする、旅行を意識してランニングする……。ランニングと旅に何らかの接点が見出せれば、どちらも旅ランと言って良いと思います。
旅ランがブームです
ここ数年、旅ランは流行の兆しを見せており、ランニング雑誌で特集が組まれたり、テレビ番組になっていたりします。
筆者も「ジョグ鉄」と称して旅の合間に線路沿いをジョギングしています。メディアにも取り上げていただき、静かなブームから本格的な流行へと向かいつつあります。そんな筆者ですが、新たな旅ランのかたちとして「タワラン」を提案します。タワースタンプラリーで全国を旅するだけでは芸がありません。世にムーブメントを起こすなら何か乗っけていかないと面白くないですよね。ですからタワーとランニングを組み合わせてみたのです。今回はタワーの紹介にとどまらず、タワランについてもお伝えしたいと思います。筆者は今日から渡り鳥です(ただし地上を走るのでダチョウ)!!
クロスランドタワーと富山マラソンへの道
今年5月にタワースタンプラリーを回ろうと決めたのですが、旅行で訪れる予定があった北海道と、故郷の東海・関西地方以外は行く予定がありません。何か予定をひねり出そうと考えた結果、地方で行われるマラソン大会に出場し、そのついでにタワーに登る事にすれば合理的であると結論づけました。体力と予算、スケジュールの都合を検討した結果、富山マラソンと北九州マラソンにエントリーしました。だから「タワラン」は今回の富山の他に後日続編があります。
今回訪れるクロスランドタワーは富山県小矢部市で、今回参加する富山マラソンのスタート地点は高岡市。県内ということもあり、距離はそれほど離れていません。スタンプラリーとマラソンを効率的にこなせます。関東から富山に行く場合、よほど大きい荷物が無ければ北陸新幹線が最も楽です。運が良ければJRがセールをしているので費用を抑えることも可能です。
ただ、今回はマラソン後に寄り道したいので小回りの効くクルマにしました。三国山脈や立山連峰といった険しい山々を乗り越える必要があり、厳しい戦いになることはわかっていますが、ランナー特有の疾走欲求ってあるじゃないですか。それを満たしたい気持ちも選択理由として挙げておきます。
富山に来られ!百聞は一見にしかず
クロスランドタワーは、経済の地域間交流を目的に作られた複合施設「クロスランドおやべ」の一部を成す展望施設です。地理の教科書でよく見た「砺波平野の散村集落」とか、褶曲運動によって形作られた「北アルプス」とか、高いところから見ると良さげなものを見るのに都合が良さそうです。オフィシャルサイトでも言及していました。
確かに素晴らしそうな景色であろうことは想像できますが、実際に見てみないとわからないですね。
クロスランドタワー基本情報
定休日
毎週水曜日(水曜が祝日の場合、翌日が休館日)
年末年始(12/29~1/3)
営業時間
土日祝:10:00~21:00
平日:10:00~18:00
利用料金
500円(小中学生料金や各種割引あり)
参照:施設案内|クロスランドおやべ公式サイト|文化ホールと公園を併せ持つ複合施設
https://cross-oyabe.jp/service/#service_250
タワースタンプはタワー建物1階のエレベーターホールにある入場受付で用意してくれます。入場券を購入する総合受付は別棟にありますので注意してください。ラリーストの対応には慣れていらっしゃるようで、今回のスタンプでエリア制覇になるかどうかを聞いてくれます。
砺波平野の景色を楽しむ前に大雨が襲ってくる
眺望を楽しみにして訪問したのですが、タワーに訪問した日は激しい雨(1時間に10mmの降水量)で、しかも雲が低くて遠くの眺めは絶望的でした。タワーに到着するまでにパーキングエリアやコンビニなどに寄る時に雨に打たれ、靴下まで濡れた状態だった上に、クロスランドおやべの駐車場のうち、タワーから最も離れた場所にクルマを停めてしまいました。正直気分は悪かったです。
タワーの建物に入るとエレベーターホールの天井が高く、少し話をするだけで声が響きます。この音響効果で音楽イベントやったら面白そうです。
エレベーターが面白く、階数表示が高さ(メートル)表示になっています。また、エレベーター室内は円筒形で特徴的な内装です。公共の建物にしてはおしゃれな演出です。
ここはメルヘンの国
展望フロアに到着すると、砺波平野の美しい散居村の風景が広がります。あいにくの天気で北アルプスの屏風のような自然景観はわかりませんが、昔から治安が良く、豊かで安全な暮らしぶりが伝わってきます。
話に聞いてるだけで終わってはもったいないです。気になったら一度は行って見てみましょう。半端ない感動です。クロスランドタワーに来られ(富山弁で来てねという意味)
ただ、天気予報はチェックしておいてくださいね。天気が悪くてもダ・ビンチテクノミュージアムなどの楽しそうな施設もありますので、時間に余裕があればそれらを楽しんでみていはいかがでしょうか(筆者はこの後予定が入っていたのですぐ帰りましたが)。
タワーの施設で注目したいのが展望フロアから利用できるトイレです。展望フロアから階段で降りることができ、1階下ったところにトイレとソファとゴミ箱だけがある(窓の無い)に到達します。
走っさくる!登っさくる!旅ランはいかが
タワーに登った時点で既に夕方に差し掛かる時間で、マラソンのランナー受付を富山市内で済ませる必要がありましたので、すぐにその場を立ち去る必要がありました。
富山マラソン
富山マラソンは新湊大橋を渡る時以外は坂道が無く、好成績が出せるとの噂がありました。筆者は前半良いペースで走れたのですが、終盤で足を攣ってしまい目標のサブ3.5は達成できませんでした。詳細は別記事をご覧ください。
キトキト富山に触れて
本来なら富山湾の海の幸や米どころの新米を使った寿司を食べられればよかったのですが、マラソン前の食事制限とラン後の食欲不振等で楽しめませんでした。この記事の前半は旅行前に下書きしたものなので素敵な書き出しになっていますが、マラソンとタワースタンプラリーは別々に楽しんだほうが幸せになれるかもしれません。今度富山に行くときはゆっくり楽しみたいです。