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20代後半までヤったこと無かった話。

100フォローお礼の後、一発目の記事でこのドギツイタイトルはどうなんだと思いつつ、私が当時とても悩んでいて、私自身の最大のコンプレックスだったことについて書いてみようと思います。

タイトルの通り、私は20代後半まで男性とそういう関係になったことがありませんでした。理由としては「よく分からないし、なんか怖かったから」。

中高が女子校だったこともあり、身の回りでも「男の子って怖い」「男の子と喋っているなんて下品」みたいなカルチャーが共有されており、恋バナは全くなく、ときめきといえばBL小説か夢小説かジャニーズか宝塚かという状況でした。

大学に入学して、ほどなくして何となく彼氏はできたものの、恋愛の仕方もよく分からず、空手部だった彼に「俺の正拳突きを見てほしい」といわれて、彼氏の正拳突きを体育館で見る謎のデートをしているだけでした。

ほどなくして、キスもしないまま正拳突きと別れたあとは、恋愛したいという気持ちにもならず、サークルや友達と過ごすのが楽しくて、気づいたら大学の卒業式。

そんな私ですが、社会人になったときに転機が訪れました。新卒で入社した東京の会社では同期が性に奔放で、ハプニングバーに行っていたり、なかなか男女ともにプレイボーイ・プレイガールが多い環境。

内定者懇親会のときに「私ヤったことないんですよね~」と言ったときに空気が凍ったのを感じ、「あ、この年で処女は変なのか」と気付きました。同時に、その発言を機に妙に距離を詰めてくる男性もいて、めちゃくちゃ気持ち悪いし、今後絶対にこのことは言わないでおこうと心を決めました。

世間的にはどう思われるんだろう?と気になって、Yahoo知恵袋で調べてみたら、「全然問題ない。大切な人のためにとっておいたほうが良い。」とか「さすがに引くわ。」とか色々書かれており、結局みんながどう思っているかはよく分からず。

なんの小説だったか忘れてしまったのですが、綿矢りささんの小説の中で、「処女は傘の取っ手のビニール」だと例えていて、捨てるのはもったいない気もするが、煩わしい気もする、と述べられて、あまりにも私の気持ちに当てはまりすぎて感動したのを覚えています。

20代半ばになると、性に奔放な職場の中で、完全に処女がコンプレックス化して、性の話になる度にR-18の夢小説と2ちゃんねるで培った知識で、なんとか話を合わせていました。

結局、20代の後半になって、緊急避妊薬を買うという知識もつき、万が一のことがあっても自分の責任を自分で取る覚悟ができました。そして、特にすごく好きというわけでも、信頼がおけるというわけでも無かったのですが、当時の彼氏と付き合ってすぐに酒の勢いで致して、私のヤったこと無いライフは終焉を迎えました。

その時には謎に達成感というか、晴れ晴れとした気持ちになったことを覚えています。次の日、仕事が捗って仕方がなかったです。ちなみにその彼氏とはその1週間後に別れました。

ヤったことない、に焦っている人。

長々と自分の話をしてしまいましたが、これを読んでくれている人にも年齢は違えど、ヤったことないことに焦る人もいるかもしれません。

今となって個人的には思うのですが、良くアドバイスで挙げられるような「大切な人のためにとっておいたほうが良い。」とか「さすがに引くわ。」とかのあらゆるアドバイスは無視して良いと思います。

飲み会でそういう話になったら適当に話を合わせておくか、カマトトぶって恥ずかしい🙈ってやっておけば良いです。確かめようもないですし、他人に言う義理もありません。

綿矢りささんの小説でいうと、「処女は傘の取っ手のビニール」なので、それをいつ捨てるかは自分の好きにして良いです。

他人は自分の人生の責任を取ってくれないので、あの時あのイケメンとヤっておけば良かった~!と思うか、ヤっちまった…!と思うか、すべては自分の責任で決めることです。自分のための判断なので、普通も変もありません。好きにしてください。

また、今後付き合った人に引かれたらどうしようと心配になる人もいるかもしれませんが、そこまで引く人は個人的な経験上、かなり遊んでいる人しかいなかったのであまり気にしなくて良いと思います。

攻めるも守るも自由自在、好きにすれば良いです。ゆる~く考えていれば大丈夫です。

全然さわやかじゃない、生々しい話題でしたが、友達にも当時相談し辛かったので、もし同じような悩みを持っている人の参考になれば幸いです。


今後も継続的に記事を書き続けていく予定です。 100円くらい投げてやっても良いかなという方がいらっしゃったら、とっても嬉しいです。ぜひよろしくお願いします!