戦争の本を読んできた私が思うこと

図書館とか、司書とは。ちょっと話が逸れてしまうのですが。

私は子どもの頃から戦争の本を読み、その度に死んでいった人たちの無念さや残された人の悲しみに胸を撃たれ涙してきました。「戦争はよくないこと」という認識の土台が作られたと思います。

でも。今十分に大人になって、疑問に思うこともあるのです。

「こちらがやられたこと」は、物語や映画などを通して伝えられているものも多いけれど。戦争は、やられたことだけではないはずです。

「こちらがやったこと」については、「こちらがやられたこと」に比べるとあまりに知る機会が少ないのではないかということ。フラットな視点を大事にしたい、そう思った時、あれ?と感じるわけです。

でも、先日子どもと一緒に図書館に行った時に。松谷みよ子さんが、どうやらその「フラットな視点」でも本を残しているということを知りました。
松谷みよ子さんは「モモちゃんとアカネちゃんシリーズ」を挙げてみても、私にとって、とても大事な作家さん。たくさん大切なことを教えてくれて、残してくれて、やっぱり素晴らしい方だなぁ。

「直樹とゆう子の物語」、読んでみようと思います。


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