私にとって図書館とは
図書館はもちろん大好きだけれども。そもそも私は本が好きなのです。
母が本好きだったというのはあるけれど、母と本屋さんや図書館に行った記憶はあまりなく。
きっと私をつくっているのは、幼い頃に家にあった本たちだと思います。
三姉妹の末っ子のせいか。特別たくさんというわけではないけれど、私が欲しなくても子どもの読む本が既に我が家の本棚にはありました。少し歳の離れた姉たちがその時々に読んできた本なので、当時の私の年齢よりも対象年齢が上のものも自然と読むようになりました。
図書館との出会いは恐らく小学生の頃でしょう。
学校の図書館で、わかったさんやこまったさん、鍵ばあさんなどに出会って。静かなその場所に居心地の良さと、読みたい本が好きなだけ読める幸福感を感じました。
図書館にはたくさんの本があり。その時の自分の心持ちによって、読みたいなと思う本、目に留まる本が違うのだから不思議です。自分の気持ちにあった本に出会えた時のあのテンションの高まり。静かな図書館で一人盛り上がっているのです。
私は休日には図書館に通う大人になりました。
図書館の静けさ。ひっそりと読まれるのを待っている本たち。図書館は私にはなくてはならない存在です。