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美容に興味がなくても、ネイルしていい

趣味はなんですか?と聞かれたら、
「ン、まぁ、、、ネイル……、ですかね。。」
と気恥ずかしそうに、だが口に出して言えるくらいには、ネイルが好きだ。

ネイルの中でも、「ジェルネイル」というのにハマっている。塗って乾かすんじゃなくて、塗って、ライトで固めて、カチカチにするやつ。

本格的にハマりだしたのは、もう2年も前になる。友達がネイリストになったというので、ノリで人生初ネイルサロンにお邪魔したのがきっかけだ。
いつも深爪ギリギリの無頓着な爪。しっかりと形を整えてもらって、ライトから出した指先は、キラキラと輝いていた。

あのときの嬉しさが忘れられなくて、自分でもジェルネイルとちっちゃなライトを買って、初めて自分で硬化したときのワクワクを、今も鮮明に思い出せる。


始めてネイルサロンでやってもらったネイル。
次の日ディズニーに行くと伝えたら、パーツで某マウス風にしてくれた!

ずっと、ネイルなんて自分には縁のないものだと思っていた。

学生時代はずっと楽器を弾いていたから、爪は「ジャマにならないよう短くしておくもの」だったし、なにより、私のボテっとした指と、丸っこくてボコボコな爪では、ネイルをするという行為自体、 “似合わない” ことだと感じていた。

でも、2年間、なんとなく好きでネイルを続けた。
毎日遅刻ギリギリに目覚めて、メイクなんて5分もかけない。下地を塗って眉毛まで書けたら100点。あとはマスクでごまかす。そんな美意識の低さでも、ネイルを続けた。


最近のネイルを適当に

今でも結構、「わっ!私、爪だけキメすぎじゃない!?」と恥ずかしくなる。

でも、爪だけかわいくしたっていいんだよ。スラっとした指じゃなくても、きれいな形の長い爪じゃなくても。

ネイルには、”自分の興味とテンションのためだけにやっていい。” そんなゆとりがある気がするのだ。

そんな、2年間なんとなくネイルを趣味にしている人間の、ネイルに対する姿勢と、続けていて起きた変化をつらつらとお話します。

爪を伸ばすのは好きじゃない

デザインとかどこの商品が良いとか、ネイルに関する情報はインスタで見つけることが多い。インスタを見漁っていると嫌でも目に付く。ネイルをしている人って、みんな爪が長いなー!

「その方がネイルが映えるから」というのは至極真っ当な考え方だ。視覚的な効果で、指自体もスラっと見えやすい。あと、面積が増えるから単純にデザインもしやすい。

私もそれに憧れて爪を伸ばしてみたことが何度もある。でも、生活しづらい…。爪の間にゴミが溜まりやすくて嫌だし、ちょっと伸びてくるとうまくタイピングできない。毎日PCに丸かじりだから、打ちにくいのは困る。
あと、あまり爪が強くないみたいで、ある程度伸びると折れてしまう。これ、結構悲しい。

ということで、自爪は専らショートネイル派。
短い爪は、以外と派手色が映える!面積が少ない分、派手になりすぎない。
爪が短くてもスラっと見えるテクニックはあるし、何より生活しやすくて好き。

自分が好きなのであれば続ければいいのだけど、別におしゃれのために、生活を犠牲にする必要はない。

ネイルで「好き」を形にする

ネイルを始めて叶えられたこと。
元々オタク気質の私は、二次創作の文化が好きで、中学生の頃からいろんなジャンルにハマっては歴戦の猛者たちの二次創作を見て、作品への愛を増大させてきた。
それは半ば必然のことのように、二次創作の「作り手」に憧れを抱いていた。

絵は描けない。想像力も乏しくて、物語が紡げない。でも、そんな私でも、この「好き」の気持ちを表現したい!
そう思って辺りを見渡したときにあったのが、ただ一つネイルだった。

2024年に初めて、推しCPのWebオンリーに「推しの概念ネイル」で参加(作品を展示)した。
悩んでいる間にもともと用意されていた枠が埋まり、「そうだよな…」と思っていたところに、諸事情による枠の拡大。この出来事を運命だとこじつけて、勢いに任せて申し込んだときのドキドキは、就活で企業に応募するときとなんだか似ていたな。
期間にしてわずか2日程度。でも、間違いなく私の青春の一ページだ。
自分が思った以上に見てもらえて、スタンプやコメントがつくたび、飛び上がって喜んでしまった。

二次創作の寛容な文化が大好きだ。作品に失礼がないよう、守るべきところはきちんと守りつつ、これからも続いていってほしい。私もまた参加したい。

爪がきれいになった

最後にこれを伝えたい。「爪の形は、変えられます!!!」
ダイエットは続いたためしがない、現職の資格取得も転職もイマイチやりきれない、私が言うんだから間違いない。
見てもらった方が早いので、実際の写真を貼ります。

  • 2023年1月の爪


  • 2024年10月の爪


これ、全然違くないですか!?
昔は爪先に行くにつれてハの字に広がっていたのが、明らかに爪がまっすぐ伸びている。
爪の曲線も、昔は薬指の爪がへの字に曲がっていてきれいな曲線じゃないのが気になっていたのだけど、続けていたら、いつの間にかきれいになっていました。


なんでこうなった?

自分でもそう思うので、普段やっていることを書いてみる。

  • ネイルオイル+ハンドクリームで保湿
    →夜寝る前と、日中気が向いたとき

  • 爪やすりで長さを整える
    →極力爪切りは使わない。週1~2回の頻度で変えるから、そこまで苦にはならない……ときと、心底めんどくさいときがある

  • キューティクルプッシャーで甘皮処理
    →オイル入りのセラミックのやつでゴリゴリと。フットネイルはあまりしないのだけど、たまに甘皮処理するとごっそり取れてめちゃめちゃ気持ちいい。ニッパーは怖いからやったことない。多分今後もやらない。


多分、この中で一番効果があるのは保湿だと思う。なんとなく、多分そう。
ネイルオイルは、爪表面の生え際じゃなくて、裏からポタっと垂らして馴染ませると良いらしい。そのあとハンドクリームで蓋をする。

最近、ハンドクリームも爪の裏にベタっとつけて寝ると爪が健康になって良いとどこかで見た。たまにやってみてるけど、朝起きて爪の隙間にクリームが挟まっている感じが好きじゃなくて、続けないかも。

ネイルに限らず美容系って、こんな感じのフワッとした「なんかこれがいいらしい」が当然のことのように広まっていくのが面白い。
肌質や好みが人の数だけあるからなんだろうけど、たとえ科学的に根拠のないことだったとしても、「これが良い」という信念が、多かれ少なかれ個々人にある。だからこそいろいろと試してみたくなるし、飽きにくいのかもしれない。

美容モチベが低い適当人間でも、楽しくネイルしているよ、というお話でした。

楽しいから、また書きたい。書きます。おわり。


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