記録017
だんだん日記様式から議事録様式に、つまり「一日の記憶」から「断片の記録」へと変化していることに気づく。きょうはまとめておきたいことがあるので、このページを開いた。
嫌いな音について。
私は音に対して多分けっこう敏感で、金属が擦れる音とか、黒板を引っ掻くとか、にとって不快な音はもちろんのこと、それに加えて嫌いな音がたくさんある。特に、空気が圧縮された音が非常に嫌だ。バスや電車のドアの開閉音、掃除機、ドライヤー、歯医者の唾を吸うやつ、そして極めつけは、トイレの手を乾燥させるあの機械の音。あれが嫌で嫌でたまらなくて、もはや恐怖すら抱いている。なんか手が吸い込まれてしまいそうで。それでも、5月からの派遣は、必ず手洗いして乾燥させてから手袋をしなくてはならない。ハンカチは持ち込めない。だから、初めて、手を入れた。歯を食いしばって、うえーって思いながら、手を入れるしかなかった。手は吸い込まれなかったけど、とにかく不快でしょうがなかった。ドライヤーも嫌いだけど、髪が濡れている方がもっと嫌だし、お風呂に入らない方がもっと嫌だから、しょうがない。冷たい風の方がややましだと感じている。たぶん暑いのが嫌いだからだ。公共交通機関のドアの開閉音も、聞きたくないから、音楽が流れてなくてもイヤホンをつけている。いつでもイヤホンをつけている。
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