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ゆめゆめのゆめ

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鬱の経過ログ
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2018年5月の記事一覧

記憶002

わたしのフィールドは東京にある気もするし、東京というフィールドがわたしを殺す気もする。わたしが飛び込みたいのは体力勝負の世界だからやめたほうがいいのは分かってるんだけど、いま生命燃やさないでいつ燃やすんだ?実際、東京じゃなくてもたぶんいいのは分かってる。行ったことない土地の方がずっとずっとずっと多いし。なのに、それでも、それでも、がやめられない。これはもう呪いなんだ。‬東京ではない土地に生まれ、東

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決別宣言

認める。もう認めるしかない。

私は負けている。

私は負けている。あらゆる同期に。あらゆる世代に。あらゆる社会において。私はコテンパンに負けている。
挑戦する勇気が足りない。失敗する勇気が足りない。今まであった気力がなくなって、それだけでカバーしてきたたくさんの物事が一気に崩れている。経験が足りない。知識が足りない。思いが足りない。考えが足りない。
全然足りない、全然勝てない。都会に、都心に、東

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記録014

最近ようやくわかった、というか、認めることができたことがある。わたしはこれまで、「なんとかなるでなんとかなってきた人生」というものがついに崩れて、鬱になったのだ、ということ。
これまでの、自分自身への「なんとかなる」という信念、「なんとかできる」という自分自身への自負やプライドや期待を、自分自身への、自分自身による重圧が上回って、ひとつの身動きもとれなくなり、自分自身への絶望がわたしの全てを食い尽

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記録013

自分が幸せになるために、とケースワーカーにいわれた そんなものは、わたしはのぞんでいない、そんなものより、もっと大切なことがたくさんあるのに そんなものを、のぞんだことはないし、これからものぞまない

記憶・001

映画館どころか本屋すら一軒もなかった私の地元では、どんな文化だって、大人になって、地元を出てみないと知ることができなかった。電車の乗り方だって、美術館でのふるまいだって、観劇のしかただって、全部成人してから初めて理解した。初めて東京に行ったのも、自発的に美術館に行ったのも、舞台を見たのも、自動改札を通ったことさえ、私は20歳を過ぎてから経験した。そういう世界で育っていると、文化的リテラシーなどとい

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