d版「やさしい日本語」12のルール③
「やさしい日本語」の基礎のルール③の内容をYoutubeに掲載しました。
ここで取り上げているのは下記です。
(6) 擬態語は避ける
(7) 漢字の使用量、漢字にはルビ(ふりがな)を
(8) 時間や年月日の表記
(9) 動詞の名詞化は避ける
(10) あいまいな表現は避ける
(11) 二重否定の表現は避ける
(12) 文末表現はなるべく統一
講座では、ルールのいくつかについて書きかえ練習も行っています。
基礎講座は基本的に1.5時間から2時間で、講座後にアンケートで「初めて知ったこと」と「自分の仕事や生活の中で使ってみようと思うシーン」を書いていただき、受講者の方々に共有してもらっています。
他の方のアンケート結果を共有することは、ひとりでは気づかなかったことに気づけたり、「へえ~、こんな活用もできるんだ」という気づきにつなげるので重要です。
また、より具体的な書きかえ練習のために、実践編も行っています。日本人にとって当たり前の日本語文を、日本語初級者視点で見ると、どんな課題があるか、グループワークで話し合いながら、「やさしい日本語」の掲示物に書きかえる講座です。しっかりルールを把握している人、外国人住民の視点を考えられる人、絵の上手な人、センスのある人など、みんなで協力しながら「やさしい日本語」の掲示物を作ってもらいます。この時、グループのメンバーは色々な所属、背景の人が混じるようにしてもらっています。これもいろいろな視点での意見を聞くためです。このグループワークがきっかけで、先々に所属を越えた「やさしい日本語」ネットワークができればいいなあと、密かな願いも込めて行っています。