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正しく伝えるために、正しく知ること

「やさしい日本語」が弘前大学で作られたのは、災害時に外国人にも正確な情報を伝えるたに作られました。当然「マチガイ」を伝えてはいけませんよね。

では、問題です。
★「避難勧告」と「避難指示」の違いは何ですか?

「避難勧告」はオススメ、ひなんしたほうがいいですよ~
「避難指示」は避難しなさい、と思っている人が多いんです。
確かに「勧」の字がありますからね。昔から、読んで字のごとく、てね。
今すぐ、ハザードマップを確認してください!
(答えは最下段に)

ついでに、避難所について調べてください。
★あなたの地域にはいくつの種類の避難所がありますか?
それらの違いを説明できますか?

たとえば枚方市の『改訂版枚方市防災マップ』の避難所一覧には、
・第1次避難所(指定緊急避難場所 兼 指定避難所)
・第2次避難所(指定避難所)
・福祉避難所
・広域避難場所

たとえば、奈良市のHPの説明には、
・一次避難所
・二次避難所
・一時避難場所
・広域避難場所
・福祉避難所

たとえば、舞鶴市には、
・地震避難広場
・自主避難所
・拠点避難所
・準拠点避難所
・地域避難所
・福祉避難所
・津波避難場所
さらに、原子力災害発生時の避難指示が出された場合に行く、避難時集結場所というのがあります。

同じ県でも市が違うと、名称も違う、マップのマークもいろいろ。
確か、指定緊急避難場所と指定避難所に統一される、という話もあったはずなんですが、どうも現場ではそうはいってないようですね。

★もう一つついでに、避難所一覧表があれば見てください。
こんな感じの表です。↓↓(枚方市のです)

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「〇」や「※」、地域によっては「✕」もあるはず。
その意味を要確認です。

さて、「避難勧告」「避難指示」についてですね。一番わかりやすいのは、
「避難勧告」は「避難を開始する」
「避難指示」は「避難を完了する」(避難を終わっていなければならない)

ちなみに、「警戒レベル1~5」で「全員避難!」が台風19号の襲来のときに混乱を招いたことから、今は「危険な場所から 全員避難!」に変更されました。「安全な場所にいる人は、避難場所に行く必要はありません」と明記されています。
詳しくは、内閣府の『避難勧告に関するガイドラインの改訂』ページをみてください。

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