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ふりがな 四苦八苦

「やさしい日本語」では、漢字にふりがなをふるのがルールですが、手書きならまだしも、ワードでふりがなを振るのは結構面倒ですよね。しかも、SNSでふりがなは使えない。SNSでは漢字の後ろに半角の()でふりがなを書きます。また、カテゴリーⅠでは読点、句読点は使いませんが、SNSでは文の終わりに「。」を使います。

壊(これ)れた 建物(たてもの)に 注意(ちゅうい)して ください。

WordとExcelのちょっとした機能を知っていると、「やさしい日本語」の原稿を作るとき、このふりがなの手間が少し軽減されます。(すでに知っている人には釈迦に説法ですが…)

①Wordでは、ふりがなを振るのに、何度かに分けなければなりませんが、Excelなら一度に多くの文にふりがなを付けることができます。
まず、Wordで「やさしい日本語」を作ります。(この段階で分かち書きしておきます。)できた文をコピーし、Excelの一つのセルにペーストしてください。Excelのふりがな機能を使えば、一度にふりがなが付けられます。


②①でふりがなの付いた文をコピーし、Wordに「元の書式を保持」を選んでペーストしてください。



③Wordでは、ふりがなが付いた文を、「テキストのみ保持」を選んでコピペすると、ふりがなが()の中に入った形になります。

この時、書式はMS明朝になりますので、後でまとめて好きなフォントに直してくださいね。

ちなみに、私は最近「UDデジタル教科書体」というのが気に入っています。このフォントはUD、つまりユニバーサルデザインの書体で、ロービジョン(弱視)の方やディスレクシア(読み書き障害)の方でも読みやすいそうです。日本語を学んでいる外国人への資料を作るときも、これを使っています。

ただし、パソコンによってフォントがない場合もありますので、データとして送付するには不向きかもしれません。)

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