#059 渡米してみた話 2019.12の記録
やさかも@カナダ・トロント(※2019.12.27当時)です。旅の備忘録として書いた下書きが残っていたので、編集して投稿しちゃいます。⇓⇓⇓
やさかもは2019年の暮れ、初めてアメリカ大陸に足を踏み入れました(単独旅行)。感じたことをメモしておきます。アメリカとはどんなところなのか?備忘録として。写真は、パストラミサンドの有名店、カッツデリカテッセンというお店で撮った1枚。普通の成人男性の僕が、ボリュームあり過ぎて1人前を食べきれなかった・・・。
1、とにかくなんでもデカい
マックやスタバのドリンクカップのサイズが大きいというのは有名だと思う。人が基本的にデカイので、建築物も大きいし広い。無駄とも思えるようなタテの空間を贅沢に使っている建造物が多いのだ。
2、決済は基本クレジットカードで
今回のアメリカ旅行中、米ドルを一応握りしめてはいたものの、ほとんど現金を使うことがなかった。レストランやcafe、コンビニではカード決済が一般的。なので、日本のようなレジスターが置かれていない。カード決済のタッチパネル画面で、チップの金額(10%、15%、20%)を選ぶのも印象的であった。
3、How are you?トークがすごい
どんなお店でも店員さんはノリが良い。お客さん(ぼく)にHow's it going? やWhat's up, sir?(調子はいかがですか?)とフツーに聞いてくる → ほんで、I'm good. Thank you. How about yourself? (めっちゃええで!おおきに。お宅はどうなん?)みたいに返す。これ、YouTubeで事前にシュミってたのでうまいこと返答できたけど、最初はみんな面食らうと思う。
旅行の中盤では調子に乗って、ちょっとしたスモールトークまで付け加えられるようになった。このカルチャー、慣れるととっても気分がいいのである。「私はあなたに関心がありますよ」と示してくれているように感じる。多人種国家ならではかもしれない。
訪れた時期がクリスマスだったので、会計を済ませた後や商品を渡してくれるときなど、Merry Christmas! とか Have a nice holiday!とかいろいろ言ってくれる。なかなか素敵な文化である。
4、人種のるつぼ
移民の国、アメリカには実に様々な人種の方々が住んでいる。肌の色、風貌、体格などすべての人が個性的で、日本の同一民族性が奇異に感じられてくるほどだ。
特に地下鉄や飛行機の中でそれを強く感じる。「ひとりひとり違ってていいのだ」ということを感じる。日本の横並び意識、同調圧力に疲れた人は、アメリカに行くといい。いかににニッポンが奇異な世界であるかがわかるだろう。
5、物価が高すぎる
これは旅行者にとっては泣きたくなる。カフェでちょっとしたチキンサンドイッチとコカ・コーラを注文するだけであっさり1,500円を超えてくる。日本ならラーメン・チャーハンセットに生ビールまで付いてお釣りがきそうだ。職を失ってしまえば、一発で転落していくような厳しい環境であることを認識。
6、ほどこしの文化
街を歩いていると、ホームレスによく遭遇する。彼らは毎朝教会に通い、ほどこしの朝ごはんを受け取る。地下鉄の車両内で、パンと水を配る人を何度か見かけた。まるで車内販売のようだが、もちろんお代はとらない。一方の日本は、個人によるほどこしにはあまりしないと感じる。どちらが良いとか悪いとかではなく、文化の違いを認識した。
7、マリファナ臭?
今回、主にデトロイトからニューヨークへ移動した。ニューヨークの街中を歩いてまず感じたのが「臭っ!」。マリファナ(なのかわからんけどw)葉っぱ系の臭いがどこからともなく漂ってくるのだ。タバコ臭とは明らかに違う臭いだ。これは段々慣れてくるのだが、少なくとも日本でこの香を(巷では)かぐことはほとんどないので驚いた。
あとがき 2022年7月追記
・・・と2019年12月の僕はnoteに備忘録をとっていたようだ。5,物価が高過ぎる、は2022年7月現在、更にとんでもないことになっているようだ。僕は子供のころからなんとなくアメリカに憧れていて、高校生のときには80年代のロックバンドにハマり込んだりもしていた。にも拘わらず、渡米したのが当時37歳。自分の行動力のなさに苦笑である。しかも、この旅行のわずか3か月後には、新型コロナ蔓延によりニューヨークの街並みから人が消えたのである。
行けるときに行く、会える時に会っておく。
この不安定な世の中においてはとっても大事なマインドだと思うのだ。さあ、次はどこに行こうかな~。
59日目 おわり。