見出し画像

2023年は「卯年」ということで「卯」を探しに京都の街へ!

みなさんこにちは、彌榮自動車note編集部です。
2022年「寅年」もあっという間に終わってしまいます。

編集部(特にFacebook&Instagram担当)の個人的主観ですが、寅年といえばどうしても推してしまうのが京都国立博物館の公式PRキャラクター、トラりんこと虎形琳ノ丞さんなのですが、あっという間にその寅年も終わってしまいます。

寅年始まって最初の(だったと思います)登場で張り切るトラりん、ボードには「『トラりんどし(寅年)』をもりあげるとイラスト付きの直筆メッセージ」を見せてくれました

それから1年。
あっという間に秋を過ぎ、京都の神社では「卯年の準備」が始まりました。
足腰の神様、いのししで有名な護王神社でも11月には既に「卯年仕様」へ。

護王神社の舞殿に飾られる大絵馬、狛犬ならぬ「狛いのしし」が護王神社だなぁと実感します・

そして今日の街も師走を迎え、そしてあっという間に師走の風物詩「顔見世興行」が終わり、まもなく2023年「卯年」が始まります。

京都の師走の風物詩といえば風物詩といえばやはり南座での「顔見世興行」です

そこでnote編集部は考えました。
京都で「卯」を感じられる場所はないか、そうです年末恒例の「(Facebook&Instagram担当が選ぶ)次の干支を感じる場所」をご紹介いたします。昨年のようにボリュームいっぱいというわけではないですが、ぜひ今回もお付き合いいただければと思います。

1.岡﨑神社(京都市左京区)

京都市内で「卯」といえば、やはりこちらではないでしょうか。
丸太町通りをひたすら東に走り、東端ともいえる「天王町(てんのうちょう)」にある岡﨑神社。

平安遷都に合わせて日の昇る「卯の方角」の守り神として創建された岡﨑神社。ちなみに少し歩くと「黒谷さん」の愛称で知られる「金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)」や、紅葉が綺麗な「法然院」、そして「南禅寺」や、「京都の秋」といえばの「禅林寺 永観堂」もある、魅力的な寺社仏閣が集中しています。

金戒光明寺の山門、秋の紅葉かと間違うくらいの「紅」ですが、撮影したのは初夏(2021.5撮影)
法然院といえばの青紅葉が全体を青く染める構図(2021年5月撮影)

そのほか南禅寺や永観堂など素晴らしい場所がいくつもありますが、それは別記事での紹介ということで割愛しまして…(気になる方はこちらの記事をご覧ください)。

ということでやってきました、岡﨑神社。
ここは「うさぎ」にまつわる神社ということで、境内各所に「うさぎ」がシンボリックな存在として祀られています。それのそのはず、先程もご紹介したように都から見て卯の方向に創建された岡﨑神社。多産なうさぎは氏神様のお使いでもあるということで、境内いたるところにうさぎがいらっしゃるのです。

境内に入りすぐ目に入るのが「狛犬」ならぬ「狛うさぎ」です(2021.5月撮影)
本堂の前にも「狛犬」の前に鎮座されるのが「狛うさぎ」です(2021年5月撮影)

そして岡﨑神社といえば、いちばん映えるのが「うさぎみくじ」です。うさぎ神社として知られている岡﨑神社で、もっともその存在を知られているのは「うさぎみくじ」ではないでしょうか。まずはこちらをご覧ください。

境内に並ぶ「うさぎみくじ」 (2021年5月撮影)

一言でお伝えしますと「可愛さが過ぎます」の表現につきます。
本殿前の(舞台か舞殿かわかりませんが…)の手すりに並べられているうさぎみくじは可愛さ満点。

撮影したこのタイミングはみんな同じ方向を向いていました(2021年5月撮影)

そして時期は初詣とは異なりますが、その後ろにあるつつじも綺麗なのです。初詣もよし、つつじの時期もよしの岡﨑神社。京都市内からのアクセスも良好。ぜひ足を運ばれてはとおもいます。

つつじの時期は背景が「赤」一色、うさぎみくじとの対比が綺麗です(2021年5月撮影)

【岡﨑神社へのアクセス】
・京都駅からタクシーで20分程度
・京都市バス「岡﨑神社前」「東天王町」下車すぐ

2.宇治神社

次にご紹介するのは京都市内を飛び出し、宇治市にある「宇治神社」をご紹介します。宇治市には莵道(とどう)という地名があるように「うさぎ」との関わりが強いところもあるのです。(その説は古事記からの出典をはじめとして諸説あるようですが、ここでは割愛いたします)

みなさん宇治といえば思いつくのは10円玉でもおなじみの平等院だと思います。

平等院といえば、やっぱりの鳳凰堂です(2022年5月撮影)

平等院参道から宇治川沿いに架かる朝霧橋を渡ることしばし。

朝霧橋から見る宇治川も一面開けていてなかなかの景色です(2022年12月上旬撮影)

半分ほど渡ると見えてくるのが、朱色の鳥居。
これが宇治神社の鳥居です。

朝霧橋のたもとから見る宇治神社の鳥居(2022年12月上旬撮影)
宇治字神社の正面鳥居(2022年12月上旬撮影)

ここまでで「卯」とは関係なさそうなのですが、境内を進んでいくと「卯」を沢山見つけることができます。その一つが手水鉢、最近は花手水が増えてきましたが、ここは花手水ならぬ兎手水という趣。それがこちらです。

宇治神社の手水鉢(2022年11月撮影)

水が出ているところをよぉーく見てみると…

まさに「うさぎ手水」です(2022年12月上旬撮影)

うさぎさんが飛び跳ねていらっしゃいます、まさに「うさぎ手水」のと言わんばかりのかわいい手水鉢です。そしてそのまま境内に進んでいくと、本堂が見えてくるのですが….

本堂前にあるのは「茅の輪」…?(2022年12月上旬撮影)

京都市内にある神社の多くでは6月から7月にかけて「名越の祓」の一つで「茅の輪くぐり」といいう行事があるのですが、宇治神社はこの時期? と思い、近くまで行ってみると…

「茅の輪」ではなく「知恵の輪」でした(2022年12月上旬撮影)

茅の輪ではなく「知恵の輪」を置かれているのです。
仕事柄色々な神社仏閣にお邪魔するのですが、とても珍しいと思います。
そして本堂にもうさぎさんがいらっしゃいます。

まさに純白のうさぎさんです(2022年12月上旬撮影)

まさに純白のうさぎさんが鎮座されていらっしゃいます。
そしてこちらは絵馬も特徴的。

参拝者が顔を書いて奉納することができるものが(2022年12月上旬撮影)

通常の絵馬と共に、参拝者が自ら顔を描いて奉納することができる絵馬があるのです。境内自体はそこまで広いわけではないですが、その中にぎゅっと色々なものが詰まっている宇治神社です。平等院や宇治上神社の途中に立ち寄ってみられるのはいかがでしょうか。

【宇治神社へのアクセス】
・京阪「宇治駅」から徒歩10分程度
・JR「宇治駅」から徒歩15分程度

そして、先程ご紹介した宇治上神社は宇治神社から歩いてすぐ。

宇治神社からすぐ宇治上神社の鳥居が目に入ってきます(2022年12月上旬撮影)

宇治上神社といえば、世界文化遺産の1つであったり本殿が神社建築としては現存最古であったりなど、色々な魅力のある神社です。

境内すぐに名に入るのは「拝殿(国宝)」です(2022年12月上旬撮影)

正面にある拝殿を回りこむと、本殿が見えてきます。
先もご紹介したように、本殿は神社建築で現存最古と伝わり、平安時代後期の建築と伝わっています。

こちらが「本殿(国宝)」です(2022年11月撮影)

「現存する神社建築として最古のもの」という言葉もなかなかのパワーワードだと思いますが、そんな神社が卯にまつわる宇治神社にすぐというのも、とても魅力的な場所なのだと感じます。

そんなことで、あっという間にやってくる「卯年」に合わせて「卯」にまつわる場所をいくつかご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

2022年もあっという間に終わる、このタイミングですが、本年も彌榮自動車公式noteにお付き合いいただき、ありがとうございました。来年も色々な京都の魅力をご案内させていただければと思います。

それではご覧のみなさまにとりまして、2023年「卯年」が良い年となることをお祈りしています。

いいなと思ったら応援しよう!