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2/20|400年の歴史と私の距離
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2/20|歌舞伎の日
2月20日は「歌舞伎の日」。1607年のこの日、出雲の阿国が江戸城で将軍・徳川家康の前で歌舞伎踊りを披露したことが、歌舞伎の始まりとされている。
そんな由緒ある日に言うことではないかもしれないけれど、私はまだ一度も歌舞伎を観たことがない。
歌舞伎と聞くと、豪華な衣装、力強い見得、難しそうな台詞回し——そんなイメージが浮かぶ。テレビでチラッと見たことはあるけれど、ちゃんと劇場で観る機会はなかった。
そもそも、どこからどう楽しめばいいのか、初心者にはちょっとハードルが高いように感じてしまう。
でも、それは単なる思い込みなのかもしれない。
以前、友人が「初めて歌舞伎を観たけど、意外とわかりやすかった!」と話していた。なんでも、情景に合わせて、あらすじ、背景、衣裳、俳優についてタイミングよく専門家がそっと耳元で解説してくれるイヤホンガイドが館内で借りられたらしい。また、他にも初心者でも楽しめる工夫がたくさんあるようだ。
しかも、演目によってはアクションが派手で、まるで映画を観ているような感覚になることもあるとか。
そう聞くと、なんだか興味が湧いてきた。
歌舞伎は400年以上の歴史を持ちながら、時代ごとに進化し続けている。伝統芸能なのに、新しい技術や演出を取り入れながら、多くの人を魅了し続けている。
もしかしたら、私の「難しそう」というイメージも、ただの先入観に過ぎないのかもしれない。
せっかく「歌舞伎の日」なのだから、まずは何か映像で観てみようかな。そして、いつか劇場で、生の迫力を味わってみたい。
知らない世界に飛び込むのは少し勇気がいるけれど、400年続く舞台の魅力に触れたら、きっと新しい発見がある気がする。
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