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図鑑を読みたかった 口琴の不思議編


図鑑

図鑑がある。

大人になったからって良い気になって買ったけど読んでないヤツ。

しかも三冊ある。
流石にやばいな…と思ったところ。
どうせまだ理科の教科書も届かないし、図鑑を元手に何かしら書こうかな~~~~という話です。

今回読む図鑑

今回読むのは、『小学館の図鑑 NEO 音楽』 (2023)小学館
なんか動植物とかじゃないチョイスで買ったやつです
デケェしカラーだしいっぱい載ってて2640円(税込み)
安くない!?よくわかんないけどもうちょっと高くてもいいんじゃない?って思っちゃった。

パラパラめくったらいろんな国の色んな楽器が載ってておもろいな~と思う反面、ここが難しいんだけど、図鑑ってどうやって読んだらいいかがよくわかんない。
じゃあなんで買ったんだって話なんだけどやっぱ図鑑と言う媒体は好きなんだよな~~~~!よくない?なんかいっぱい書いてあるし!

個人的には、なんかこうパラパラめくって気になったものについては各自もっと詳しく調べなよね、という知識の入り口カタログみたいに思ってる。違ったらゴメン!図鑑の読み方知ってる有識者居たらこっそり教えて!

ということで

相変わらず図鑑ってやつの正しい読み方はわかんないけど、図鑑から興味を引かれたモノをピックアップして、それについて色々調べてみようかな~!という回です。

ピックアップされたのは、勿論タイトルの通り「口琴」という謎の楽器群。
基本ネットでこちょこちょこの「口琴」ってやつの情報を集めて知った気になろうと思います!

口琴

そもそも口琴とは?ということでここは図鑑の説明をちょっと拝借します、ありがとう。

「口琴は主に1つの振動弁と、それを囲むわくでできた楽器です。直接はじいたり、ひもを引いたりして弁を振動させて1つの音を出し、その音を口の中で共鳴させて、音量や音色を変化させます」(小学館,2023,P95)

とのことです。

???

ちょっと想像がつきませんね。なんかちょっと具体例を見つつ理解していきたいところです。

とはいえひとまずここで、野菜崎自身が想像した口琴の仕組みを一旦絵に起こしてみます。予想は大事。


野菜崎の想像する口琴

・・・

まあ予想ってのは得てして拙いものです。よくわかんないけど、頬の内側とかに張り付けて鳴らすのだろうか……という予想図です。

ここで一旦、図鑑に掲載されているものの中からよさげな具体例をピックアップします。

口琴の例 アイヌの楽器 ムックリ

アイヌにはムックリという口琴があるらしい。ここでもまずは図鑑の説明を引用します、ありがとう。

「(前略)風の音やクマの鳴き声など、さまざまな音色おんしょくを演奏します。主に竹で作られ、ひもを引いて弁を振動させます。」(小学館,2023,P95)

へ~、竹製で紐を引くのか……え!?

風の音やクマの鳴き声!?

そんな……シンセサイザーじゃあるまいし……

ということでちょっくらどんな音がするのか調べてみましょう。

(ちなみに図鑑を買えば公式が出してくれている動画で聴くこともできるぞ!興味があれば買ってみような!※ステマではない)

インターネット様で調べてみたところ、北海道県立 アイヌ民族文化研究センター 様の(旧)ホームページ にて、『アイヌの楽器から ~ ムックリ ~』というコラム記事が見つかった。

ありがたいことに、実際に演奏されたものが掲載されていたので、ありがたく拝聴。

……え!?
……これ人力!?

凄いのだが、なんかマジでシンセサイザーみたい。

ヒューマンビートボックスとかじゃなくて、人間が手ずから演奏できる楽器!?電気使ってないの!?

もしかするとなんかスゲエ機構とかで動いている可能性があるので、ここで演奏動画をチェックする。

ウポポイ民族共生象徴空間 様のYoutube に動画が上がっていたのでチェックする。(余談だが、ウポポイっていうのはアイヌ語で「(おおぜいで)歌う」ってことらしい。HPの『施設情報』から)


え!?
めっちゃシンプルっぽい作りしてる!??!

なんかこう……竹のヘラみたいなのをくわえて、振動弁につけられている紐を引っ張って音を出している……っぽい。
そんで口の中でいい感じに反響させて音を調節してる……?

ということは、楽器そのものの作りはシンプルだけど、口の中でいい感じに音を調節するその技術ってやつが問われてるのかもしれない。

ムックリの演奏方法

さて、このムックリというクールな楽器、どうやって演奏されてるんだろうか。口からシンセサイザー、かっこよすぎるので調べてみる。

しとちゃんねる 様 にて、具体的な演奏方法が紹介されていた。

こちらの動画で見るに、息を吸う、舌を揺らす、などの口内の動きで音色を変えていくらしい。

……練習の様子を見ていると、そもそも紐をはじいて音を出すのが難しそうだし、その上でそれを口でくわえて演奏するのも大変そう。

大変そうなんだけど……確かにこの楽器は面白い!
打楽器や弦楽器とは全く違う音の雰囲気、ムックリが一つあるだけで日常がノリノリEDMみたいになりそう!この“音”を出せる楽器が家にあるっていいな~~~~!!!!

売ってる……
ウポポイ 国立アイヌ民族博物館オンラインショップで売ってる……

ムックリ販売ページ

一旦持ち帰って検討する……
買ったらまた報告します。音出せるかな…

とにかく

口琴という楽器の仕組みはぼんやりと掴めました!
ここでふと疑問に思ったのが、「口琴という楽器への親しみのなさ」

北海道の方ではムックリという楽器が結構ポピュラーっぽい……?と感じたのですが……。
のぼりべつクマ牧場さんなんかも、ムックリに絡めたツイート(今でいうところのポスト)をされてました。

でも、自分はあんまり口琴という楽器に親しみがない……
いやこれ自分が無知なだけか…?え、でも音楽の授業とかでやったっけ……?

という緊張感。ということで、ちょっとテーマを改めて「日本における口琴について」ちょっと調べるぞ!いっぱいあったらどうしよう?!生活の彩が豊かになってしまう!!!!!!やった~~~~!!!!

【余談】日本における口琴について

ちょっと調べてみる。
インターネットで。

しかもWikipedia。
論文やらレポート書くときはご法度とされるアレだ。
まあまあ、ちょっと見てみるだけなので……

……え!?
思ったよりある!?

びやぼん!?
凄い名前だな!?

軽~く調べてみたところ、金属製の口琴っぽい。
音の感触はムックリと似ているが、残響の雰囲気とかが結構違う。でもいっぺん聞いてみたら「あ~これ口琴ね~」となる。

え!?

すごい、人生の中に「口琴」という概念が息づき始めている。
野菜崎が今後不思議な音色を聞いたとき「わかんね~な~」じゃなくて「お、これって口琴?」と思う幅ができてる。

人生における彩がやはり増えちゃったらしい。サイコ~~~~~~!!!!ありがとう図鑑、きみのおかげで豊かさ増しちゃった!!!!!!!ありがとう!!!!!!おもしろ!!!!!!!

ということで

余談はさておき、次項で口琴についてわかったこととかなんかそんな感じのアレをまとめておく。形式として。

まとめ 口琴について

予想との差

改めて、野菜崎が予想した口琴を見てみる。

野菜崎が想像していた口琴

・・・
こうやって見ると、形の想像はまあまあできてたっぽいな…

本物の口琴との差は、特に「長さ」に出ている。
色んな口琴の画像をちらちら見てみたが、大体が細長く弾くところくわえるところにまあまあ距離がある。そもそもが「頬の内側に張り付けて鳴らす」っていう想定だったので、そっから間違えていたらしい。

口琴の音色

これがすごい。
これまで聴いてきたどんな楽器とも違う。
いちばん近い奴を強いて挙げるならシンセサイザー!

そんなことある!? って感じだけど、ホントに口琴という唯一無二の楽器種であることがわかった。言葉で説明するなら「ビョョョ~ン」って感じだけど、これ多分演奏者さんによってもっといろんな音色が出るんだと思う。スゲ~。

口琴の種類

めっちゃある。

日本国内にって意味でもあるし、世界全体で見ても、野菜崎が想像してるよりずっと口琴という楽器はあちこちに存在している。

いくつかの名前でyoutobeで検索したら、演奏動画があるやつもある。すごい。世界って広い。

聴いてみると、やっぱり「確かにこいつァ口琴だな」と思う一方で、響きの違いが結構あっておもしろい。澄んでるやつもあれば、なんかちょっとがなってる風に聞こえる奴もある。響きの残り具合とかも違う。おもしれ―楽器、口琴。

それぞれの音色が、それぞれの国や地域で愛されてきたのだと思うと、なんというかやっぱ世界の広さを感じる。全世界の口琴が一堂に会する機会とかないんだろうかと思うほど。もしかしたらどっかでやったことあるのかも、いいな~。

おわりに

ということで、今回は図鑑を楽しみつつ、気になった楽器をピックアップしてなんか色々調べたりしました!おもしろかった!次もやってみたい!
図鑑はまだ2冊あるし、それでやってみるのもいいかもしれない。でも今回の音楽の図鑑でもうちょっと色々調べてみるのもいいかもしれない。でもそれはまた今度で。

今回様々なサイト・youtubeチャンネルさんから引用させていただきました。ありがとうございました。

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それではみなさま、ここまでご覧いただきありがとうございました。

野菜崎杮


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