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理科の教科書を読む チョウの羽の模様って意味あるの編



引用・参考文献(使用する教科書)

 今回使用する教科書は、
 
 霜田 光一・森本 信也 ほか53名 著,『みんなと学ぶ 小学校 理科3年』,学校図書株式会社,2024年
 
 です。(合計55人で書いてるってこと?スケールがデケェや!)

  本書や調べた内容を参考に作成したノート(画像)等を掲載していきます(これらはいずれも野菜崎の勝手な解釈に基づくものであり、かなり不正確なものであろう点について注意してください)。なお、本書を、本文中では「教科書」と記載しています。
 
 なお、教科書の購入方法については、以下の記事が参考になるかと思いますので、ちょっと教科書買ってみたいんだよな~最近って人は読んでみてください。

4-2 チョウのからだを調べよう

 今回読み進めるのは「チョウのからだを調べよう」である。もちろん野菜崎の家にチョウはいない。とはいえこの間、チョウという生き物が小さい小さいたまごのときからどういう風に大きくなるのかを見てきたところだし……。虫はまだちょっと苦手だけど……。
 虫の身体……じっくり見るしかない……。ここはしっかりと教科書を参考にしながら、成虫となったチョウがどのようなからだのつくりをしているのか、知っていきたいと思います!!!!

注意

 今回は、書いてある通りについて扱っています。野菜崎もノート作成がてら虫の絵を描いたりします!!!まあ、それはあんまり怖くないかもしれないけど、参考として張り付けるURLのリンクカードに虫の画像とかが現れる可能性もあります!!!!
 要するに!!!!!虫が苦手な人は気をつけて!!!!!!!

 
それと、今回は普通のお勉強会なので、教科書の内容を参考にしつつ、学んだことを野菜崎がつらつら書いてるだけです。補足的に調べ物をしたりするかもしれないけど、面白いかはビミョ~~~~~~かも!ちなみに野菜崎は楽しいです! 

チョウのからだ

 虫は全般的に得意ではないので、チョウもそんなにまじまじと見たことがない。あとアレルギーだから。正確にはガアレルギーだけど。つまり触ったこともない。でも羽が生えてるのは知ってるよ。ふわふわのやつ。
 ・・・とにかく、ごちゃごちゃ言わずにチョウのからだのつくりを見てみます。

頭・むね・はら

 とにかく、チョウの身体という奴は頭・むね・はらにわかれるらしい。頭・むね・はら!? おしりは!?!?!?!?
 ・・・まあとにかく、教科書の内容を参考にからだの特徴を描いてみる。あの細っこい脚はぜんぶ胸の部分から生えてるらしい。6本。よく考えると、脚が6本って凄いな。なんでそんなに脚の数がいるんだろう? 人間とはまったく異なる存在なので、その辺の謎が深すぎる。

教科書を参考に描いたもの 脚の方が正しいかも

 虫だなあ……。こう、わかるかな、胸の部分から脚が生えてる感じがやばいくらい虫だ。ただまあ、最近は資料なんかも含めて画像見ることが増えてきたので、まあまあ見慣れてきた。
 (やっぱり脚が6本あるのって変な感じ!なんで6本あるんだろ。あとでまとめて調べてみます。)
 
 ・・・流石にもうちょっと構造を詳しく知りたいな……と思ったので、調べてみることにしました。

 『板橋で見られる蝶』さんの『デジタル観察図鑑の見方』を参考にしてみる。

デジタル観察図鑑の見方』参照 翅とかいう強そうな漢字

 びっくりしたんだけど、チョウの上の方の羽(前翅)って、2枚の薄い膜でできているらしい。それで、翅脈ってのがそれを支えてる?(くっつけてんのかな?)らしい。
 ・・・もうちょっと詳しく!と思ったので調べてみたところ、『JT生命誌研究館』さんのサイトに『Special Story「翅」が語る生命誌 今、チョウの翅の研究は』というページがあったので参考にさせていただく。

 ちょっとそのまま引用させていただくと……「翅は薄い紙のようだが、2つの細胞層からできており、翅の縁がくっついて袋のようになっている。」ということらしい。ほ~。うっすい袋状ってことみたい。ちなみにこの記事自体はプログラム細胞死(なんのこと!?って思ったけどアレかも、チョウだったらさなぎの中でドロドロになってるときのことかも。前の記事の「幼虫細胞崩壊期」辺りのはなし?)に関する話っぽい。ちょっと……まだちょっと難しいけど……。

ちなみに……

 正直なところ一番気になったんですけど、チョウの成虫ってどこで排泄してるの? という疑問ですが……『ぷろてんワールド』さんの『消化のページ』で確認する限りでは、腹部に消化器官が詰まっており、そのいっちゃん先っぽからなんか……排泄してる……っぽい。この辺、余裕があったらなんか……チョウの本とかを手に入れて詳しく理解していきたいな……。

疑問に思ったこと

 ・・・取り合えずチョウのからだの基礎は理解できた。ような気がする、ので、ここでは途中でふと浮かんだ疑問をそれぞれ調べていきたい。ひとつは、なんで昆虫の脚って6本なんだろ?っていうのと、もうひとつは、チョウの羽の模様って何の意味があるの?の2つ!

昆虫の脚の数が6本なのはなんで?

 『神奈川県立 生命の星・地球博物館』さんに掲載されている、『自然科学のとびら Vol.5, No.3』の中に「昆虫の脚(あし)はなぜ6本か? 翅(はね)はなぜ4枚か?(東城 幸治著)」という記事があったので読んでみる。

https://nh.kanagawa-museum.jp/www/contents/1599810351554/index.html

 なるほどな~、となったのだが、そもそも昆虫の脚って別に6本だったわけでもないらしい。要するに進化していくにあたって、各部位の役割がはっきりしてきて、腹部が移動機能の中枢となった結果6本が最適な状態ということになった、みたいな感じ? 6本って最初から決まってたわけじゃなくて、進化という試行錯誤の中で6本が最適だという結果になったんだろうな。

昆虫の脚(あし)はなぜ6本か? 翅(はね)はなぜ4枚か?(東城 幸治著)」を参考に描いたよ

チョウの羽の模様ってどんな意味があるの?

 よくわかんないけど、チョウの羽の模様って結構色々ある。綺麗だな~って思うのもあるし、見ようによってはまあまあ怖い感じのもある。でも羽の模様だって進化の結果で得たもののはずだから、なんかこう、良い感じの意味とか意図とかあるんだろうか。

チョウの羽の模様はなにで作られているの?

 ・・・そもそも、チョウの羽の模様って何でできてるの? というところから理解していきたい。『西東京市Web』さんのサイトに『第47回 チョウの羽の模様のしくみ』によると、鱗粉によって羽の模様が作られているらしい。

(アレルギーの原因である鱗粉、なんか粉っぽいモンがチョウの身体にはついてんだな~とか思ってたんですけど、羽の模様が鱗粉そのものだったとは思いませんでした)

模様の意味って?

 さて、肝心の「模様の意味」についてだが……。こちらの記事では「チョウは羽の見え方でオス・メスを区別したり、メスが羽の模様を手掛かりにオスを選んだりする種類が多いです。」とある。『兵庫県立 人と自然の博物館』さんのサイトの『チョウはなぜ模様があるの』では、

 「チョウの模様や翅の色はチョウが仲間を見分けるためにあります」という回答が掲載されている。また、模様の役目として敵を威嚇するため、という点も挙げられている。

 この辺について、『公益社団法人 日本農芸化学会 化学と生物』さんのサイトに掲載されている「蝶や蛾の擬態模様の遺伝的基盤とその進化(鈴木 誉保著,2016年)」を読んでみる。(めっちゃ難しそうだけどがんばって読んでまとめてみる)

 なんか……とにかく、チョウの羽の模様が持つ効果って、なんかこう、結構色々あるらしい。記載されている内容を参考にまとめてみる。

●隠蔽擬態(オオシモフリエダシャク)

 まずこのチョウを知らない。ごめん、チョウじゃなくてガらしい。見てみると白やらグレーやらのまだら模様で構成されている。これ、白っぽい樹の幹に擬態するための模様らしい
 併せて面白い話が載っていたのだが、イギリスでは産業革命期に入るとオオシモフリエダシャクの中に黒っぽくなったヤツが現れてきたらしい。なんと、工業の発展なんかで白っぽい樹の幹が黒く煤けることが多くなったらしく、それに合わせるために黒っぽく進化したってわけみたい。この現象のことは「工業暗化」って呼ばれているらしい。かっこいいな。

●警告模様(ジャノメチョウ)

 取り合えずジャノメチョウを見てみた。Wikipedia先生で。

 ・・・こわい。なんか普通に目玉がある。ように見える。要するにそういう模様ってわけなんだけど……。どうやらこの目玉模様、虫の宿敵である鳥を驚かせることができるらしい(全部の目玉模様が効果があるかどうかまではわかってないらしいけど)。確かにこんなん見たらビビって逃げ出すと思う。進化ってすげえなあ。

●ベーツ擬態(シロオビアゲハ)

  どんなチョウか見てみる。お願いします、Wikipedia先生。

 なんか別に、そんな特徴的な模様には見えない。擬態も驚かしも出来なさそう。どういう意図のある模様なのかを読み進めてみる。
 ・・・へ~!!!??? 毒を持つ種に似せてるんだ!?!?!(ベーツ擬態ってのがそういう擬態のことを指すらしい)
 シロオビアゲハのメスは2種類の模様が確認されていて、そのうちの1つは「ベニモンアゲハ」の模様を真似ているらしい。

Wikipedia先生で確認してみる。リンクカードの画像は似てないけど、シロオビアゲハのページに掲載されている「ベニモン型」の画像はよく似ている。毒を持ってる種に化けて捕食から逃れるってめっちゃ策士じゃない?バトル漫画だったらTOP3の強さに入る頭脳キャラだと思う。

●ミュラー擬態(ドクチョウ)

 元々名前が強そうじゃない? 取り合えずWikipedia先生で見てみる。

 これかな? ドクチョウっていう単体の生き物がいる感じではないっぽい。本文読んでみたんだけど正直ちょっとわかりにくかった。ミュラー擬態については、本文内で「毒をもっている複数の種が互いに模様を似せあうことで捕食者から逃れるという擬態」と記載されている(2016,鈴木,p.354)。つまり、自分たちの模様をしっかりと合わせていくことで、自分たちは危険な存在だぞ、というパッケージを上手いことやる感じ? ってことかな? 種を挙げてブランディング戦略立ててる? 

●扮装擬態(コノハチョウ)

 Wikipedia先生で見てみると……

 ・・・はいはいはいはい、名前と画像でよくわかる。コノハチョウはその名の通り木の葉に扮することで宿敵の目を欺くわけだ。
 ・・・これってオオシモフリエダシャクと似てるけど、おんなじ効果ってわけではないらしい。オオシモフリエダシャクのやってるのは隠蔽擬態で、これは「そもそも捕食者(鳥とか)から認識されない(見えない)ようにする」ことが目標。だから樹の幹に溶け込んだりするわけだ。対して、コノハチョウの擬態は「認識できなくなる(見えなくなる)わけではないが、チョウ以外のもの(この場合木の葉)に見えるので、捕食者が食べようとしない」という効果がある。
 「捕食者から狙われない」という目標に対して、別のアプローチで進化していったらしい。やっぱ進化ってすげえなあ。

まとめ!!!!

 やばい、めっちゃ文字数書いてる。今回はチョウのからだのつくりから始まり、羽の模様が持つ意味まで色々と調べてみたのでここでざっくりとまとめてみる。

・チョウのからだは「頭・胸・腹」に分かれて、胸から6本の脚が生えているという構造。
・チョウの前翅は2枚の薄い膜が翅脈で支えられており、縁の部分が閉じられて薄い袋状になっている。
・昆虫の脚は元々6本だったわけではなく、進化の過程で各部位の役割が明確化する中で現在の胸部から6本の脚が生える形に落ち着いた。
・チョウの羽の模様は鱗粉でできてる。
・チョウの羽の模様には色んな意味がある。今回知ったのは、①擬態して隠れるための模様、②捕食者を驚かせるための模様、③毒のある種に似せて捕食者から逃げるための模様、④毒のある種が自分たちを危険なイメージで売り出すためにお揃いで付けてる模様、⑤捕食対象にならないような見た目に化けて捕食者の目を欺くための模様、の5つ。多分他にもあるんだと思う。

ノートのまとめ

 今回書いたノートもまとめておきます!


教科書を参考に描いたもの 脚の方が正しいかも
デジタル観察図鑑の見方』参照 翅とかいう強そうな漢字


昆虫の脚(あし)はなぜ6本か? 翅(はね)はなぜ4枚か?(東城 幸治著)」を参考に描いたよ

 う~ん、今回はかなり学びがありました。勢いで書いてたら平気で5000時を越えたので、ここらで店じまいとします。

ではまた次回!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

今回はチョウで統一したはず 野菜崎杮