歳末商戦はコロナ前程売れません。時代は変わりました!
今年も年末というのに街は静かですねー。
ここ数年で歳末の風景がガラッと変わったイメージがあります。
自分が子供の頃は、泥ネギ、クワイ、葉付きみかん、ゆず、八頭、長人参、京人参、お店はおせち料理用の野菜で彩られていました。
店頭にはズラリと空の段ボールが並び、お客さんが次々と野菜を入れ、電卓片手に店の手伝いで飛び回った記憶があります。
核家族化が進み、1世帯が少人数になっている事、年末でもお店が開いているので食料品を確保しなくてもよい事、冷凍野菜等保存が効く食品が増えた事、日本の経済が悪化しているので収入が減っている事などが年末静かになった要因だと思われます。
以前の記事でも書きましたが、おせち料理すら食べないご家庭もあると思います。
そろそろ本格的に年末の野菜在庫を考えなければいけません。自分達お店側の頭には、忙しかった頃の記憶がこびり付いているので、ついつい在庫を多めに確保しないとと焦ってしまいます。でも、去年の事を考えると今年も普通の平日の仕入れでいくのが懸命かもしれません。
この1,2年はコロナで忘年会が激減し、飲食店のパワーダウンもあり、在庫管理は一層注意したいです。
野菜の相場は先週までは全体的に安値水準でしたが、今週からはジワジワ値段が上がってきています。ただ、需要がなければ品物もダブついてくるので値段も普通に戻ってしまうのかな?っと思っています。
今日の競りでも、みんな売れてないっといった雰囲気で、活気に欠ける感じでした。
今年の歳末商戦も、通常の平日と同じ忙しさなのかな?というお話しでした。