蔵出し:「こんなシステムあったらいいな(1)市内電話かけ放題」 from 野菜さらだの『アメリカは、住んでみなくちゃわからない!』第14回
※この蔵出しシリーズは、1996年~2002年までアメリカに留学していた野菜さらだが後半の1999年~約三年間、週2回発行していたメールマガジンの記事をそのままそっくりお送りするものです。今回は、毎日更新していきますので、お楽しみいただければ幸いです!
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野菜さらだの
『アメリカは、住んでみなくちゃわからない!』(愛称アメすん)
(1999/7/16発行) 第14号 (火・金曜発行+日曜版)
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日本と比べて何でもかんでもアメリカが良いとは思いませんが、これだけは是非導入してもらいたい、そう思うシステムがいくつかあるのも事実です。そこで今日から3回に渡って、「こんなシステムあったらいいな一生活編一」をお送りしたいと思います。第1回目の今回は、インターネットにはまっている人には信じられない情報です。
◆システムその1「市内電話かけ放題サービス」
他のメルマガなどを見ていても、「インターネットに長時間接続するのに、どうやって電話代を節約するか」ということが時々話題になっています。そこではっと「そうか、日本ってネットにアクセスする度に電話代がかかるんだった!」と思い出しました。今、アメリカにいる私はこの電話代のことは全く気にせず毎日数時間インターネットにつなぐのが当り前になっており、これが日本に帰ったらいちいち電話代を気にしながらアクセスしなくてはならないのかと思うと、少々(かなり?)気が滅入ります。
というのも、こちらは市外局番を使わない範囲であれば、一日中電話をつないでも、電話代は「ただ!」なのです。もちろん、基本料金は払っていますが、たかだか20ドル(約2500円)程度。
アメリカでできて、日本でできない訳がない! 日本でもなんとか「市内電話かけ放題サービス」を導入してもらいたいなあと思っています。ちなみに公衆電話からかけても市内なら制限時間なしです(たった35セント)。
しかし、このシステムのせいで、アメリカ人のおしゃべり好きは益々助長されていっているのかも?などとも思ったりします。 (つづく)
◆おまけ情報:こちらで新規に電話を開設するのも超簡単で、まず電話の本体を購入し、アパートにあるモジュラージャックに電話を接続すると、電話局につながります(加入する前に)。そこで自分の名前、住所などを言えば、数日でその電話が使えるようになります。電話局にわざわざ出向き、いろいろ書類を書くなんてことは一切なし、でした。 (以上、すべてUS-WESTの場合)
◆本文は読売新聞に投稿し、ボツになった原稿に加筆修正したものです。
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◆お断り:この『アメすん』は、かつてアメリカのオレゴンに住んでいた野菜さらだが個人的に体験した、おもしろい話を友だちや家族に話すようなつもりで書いたものです。アメリカの他の場所とは違う、というエピソードも中にはあるかと思いますが、まあ、気楽に読んで楽しんでください。
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