共通テストの政治・経済で満点を取るためにやったこと
皆さんこんにちは。野菜のカブです。今回は金融・経済の話じゃなくて共通テストの話をします。
僕は2023年1月の大学入学共通テストの政治・経済(以下“政経”)で満点を取りました。平均点は過去最低(50.96点)だった中での満点だったので大きな成果だったと思います。今回は満点を取るためにやったことを紹介します。倫理・政経を取る方も政経の部分の参考に使ってもらえたらなと思います。
学校の授業の流れ
僕の高校では政経の授業は3年生の選択科目でした。ですので政経の授業が始まったのは3年の時です。しかし、2年生の時に「現代社会」をやっていて、そこで政治の分野をすでに学習していたので3年の政経では経済分野からスタートしました。そして教科書が終わったのは夏休み明けくらいです。
そこからはずっと過去問演習でした。2008年くらいのセンター試験まで遡りました。
僕がやった学習法[1] (高得点を目指すために)
①ニュースを見る
政経の教科書に出てきたことが実際に行われているのが実社会で、そこでの出来事を教えてくれるのがニュースです。ニュースを見て、「教科書にあったところだ」と繋がれば理解が深まります。
②一問一答を使う
知識のアウトプットとして、山川の「一問一答政治・経済」をやりました。これで基本はほぼ押さえられると思います。この本は結構薄いので取り組みやすいです。
③模試で間違えたところを復習
どの教科にも当てはまることですが、模試で間違えたところは二度と間違えないという気でやり直して覚えました。たまに教科書には載ってないような問題が出てきますが、そういうときはネットで調べて覚えました。
④過去問で間違えたところを復習
政経はとにかく問題を解いて、間違えたところを覚えるのが重要だと思います。過去問は10数年前まで遡りました。特に追試の問題は難しいので、ちゃんと復習して知識を付ければ高得点に繋がります。しかし、10年前と今とで若干違う部分があるので注意が必要です。
⑤間違っている選択肢のどこが違っているかを説明できるようにする
正解の選択肢を選べばそれで良いのですが、不正解の選択肢を見て、どこがなぜ不正解かのかを指摘できれば理解が深まります。
僕がやった学習法[2] (満点を目指すために)
上記の方法をやれば高得点の可能性が高まりますが、満点を取るためにはそれに加えて細かい知識も必要になってきます。また、私立大学の政経で高得点を取るためにも細かい知識が要求されます。
①憲法の内容を細かく覚える
政治の分野ではよく憲法の話が出てきます。問題によく出てくる条文の内容は必ず覚えるのは基本ですが、それに加えて、憲法を読んで気になったり面白いなと思う条文があればマークして頭の片隅に置いておきます。
②教科書の年表を全て覚える
○○年に✕✕があった、△△法ができた、□□制度が始まった
など、年表に載っていた年と出来事を丸々暗記しました。政経の教科書にはそれほど多くの年表が出てくるわけではないのでやろうと思えばできます。
これができれば知識系問題を素早く正確に解けて、資料を読み取る問題に多くの時間を回せます。
③教科書の索引を見て、出てきた用語について説明できるようになる
たとえば索引で「OECD」という用語を見つけたら、「1961年にOEECが発展改組して作られた組織」と説明できるようにします。今まで得た知識を総動員して、用語を説明できるようになればほぼ完璧です。
最後に
共通テストでは必ずしも満点を取る必要はなく、高得点が取れればOKです。また、無理に満点を狙いにいくことでどツボにハマってしまうこともあり得ます。なので故意に満点を狙いに行くのは避けた方が良いかもしれません(人によりますが)。
しかし、細かい知識まで付ければ高得点に繋がりますし、ついでに私立大学の政経も解きやすくなります。
そして、今回紹介したのは僕が実際にやったことで、これが正しいやり方とは限りません。人によってやり方は違います。自分と相談して、自分がしっくり来る、自分に合った範囲で学習するのが良いと思います。