ヤサイちゃん農家ほうもん記 柴海農園編
有機無農薬野菜で絶品ピクルス!
今回は柴海農園さんに農家訪問に行って来ました。
今回の目的は多くの人に野菜をたくさん食べてほしいという思いから、旬野菜を使ったヤサイちゃんピクルスを作ることにしたのでピクルスづくりの勉強をしに行ってきました。柴海農園さんでは農園で育てている野菜を使ってピクルスを作っていたり、そのほかにもジャムなどの加工品を作っているので野菜から作れる加工品についてもたくさん学んできました。
今回の農家訪問は畑の様子や野菜作り、野菜の販売方法のお話ししていただき、ピクルスづくりを体験してきました。
まずは畑の様子についてです。
柴海農園さんでは訪問した時期に主に葉物野菜を栽培されていて畑に収穫時期のお野菜がきれいに育っていました。
野菜作りのこだわり
野菜作りのこだわりは化学肥料や化学農薬を使わない、有機無農薬栽培!
今回畑の様子を見せていただいたときに有機栽培と聞いてびっくりしました。
それは、野菜にそこまで虫食いがなく、慣行栽培で化学農薬を使っているものとそこまで大きく変わらないように思えたからです。葉物野菜をヤサイちゃんも作りますが農薬を使わないと結構食べられてしまって、商品になるものは減ってしまいますが柴海農園さんのものはきれいでした。
どのようなことをするとこんなにきれいになるのですか?と尋ねたら今年はもうひどくて、虫の被害がすごかったんです。といわれました。
この野菜たちでそうなんだ…。通常がどれだけきれいなのか逆に気になりました。
そして、実際に行っている対策としてはトンネルと防虫ネットをかけることや微生物農薬をタイミングよく散布することで虫の侵入を防いだりして何とかするといっていました。
野菜の栽培面積的に1つ1つトンネルや防虫ネットをしていると大変だろうなと思いましたが実際に野菜を見てみると、きれいなので手間がかっても細かい努力をすることは大事だと感じました。
肥料に関しても有機肥料では効果の現れ方の調整が化成肥料に比べたら難しいはずですが、しっかりと野菜たちが元気に育っていてすごいなと思いました。
そして、野菜の収穫にはしっかりとした基準があり、ケールでは葉っぱがカールして垂れてきたら収穫の目安と決めていました。それは収穫作業の効率をよくするために誰でも判断しやすい基準が必要であることと、全員がいいものを収穫できることによってお客様に1番美味しいものを届けられるからといった理由からだそうです。初めて収穫する人にもわかりやすく、その野菜が1番美味しいタイミングを今までの栽培の経験からわかっているからできることだと思いました。ヤサイちゃんも収穫体験の時に野菜のおススメを紹介するのでこのような基準作りはすごく参考になりました。
野菜作りは常に何がいいかを考えていていいものを作るためによく観察したり、栽培しやすい方法を見つけるなどの工夫が行われていてすごいと思いました。
そして、この野菜の販売方法がほとんどが定期便での通販で行っているそうなんです。これがすごくて、農家は野菜を作ることよりも販売することが結構難しいので大量に買ってくれるところなどに出荷することが多いですが、直販で売るとなるとお客さんたくさんおるんやなとビックリしました。
柴海農園の野菜のファンを増やすことが大事なのだと思いますがそれでも結構な量を直販で販売しきるのはやはりすごいです。
その際のお客様とのやり取りでは、いいこともあんまりよくなかったなどの悪いことも言ってもらえるような関係性が出来ているようで生産者が見える野菜の良さはこういったことだと思いました。
旬の野菜
旬あるくらしを共にわかちあう。
野菜には栽培がしやすい時期のいわゆる旬があります。柴海農園さんではできるだけ野菜はその野菜の旬の時期に栽培をしているようです。その理由は栽培がしやすいというのもありますが、旬の時期以外にその野菜がないことで旬の時期に食べられるありがたみを感じてほしいということでした。
これはすごく共感しました!実際に農家になって野菜を作っているとその野菜の時期には正直もう嫌って程その旬の野菜を食べるんですが、その旬の時期が終わり、また次のシーズンにその野菜ができるまでの間は何かちょっと寂しさがあり旬の時期になると嬉しくなります。
柴海農園さんの言い方では旬ではないときの不自由さも感じることがまた良さの一つということでした。本当にその通りだと思います。
今では基本的に旬以外でも施設栽培をすることで年中作れる野菜も多くなってきていて旬がわかりにくい野菜もあるので、こういった旬を大切にすることはすごくいいと思いました。
ただ、今回のヤサイちゃんのピクルスは旬の時期ではない野菜も旬の時期に収穫した美味しい野菜を長期間食べれるようにピクルスに加工することでずっと楽しんでほしいという思いで作ることにしたので、旬の時期だけの特別感もいいですが旬の野菜をずっと食べれたらいいなというのも野菜好きのヤサイちゃんとしての意見でした。
ピクルスづくり
実際にピクルスづくりです。
魔法のピクルス液(分量などは企業秘密)を使ってヤサイちゃんの持ってきた野菜をピクルスにしていきます。
工程
① 野菜の皮をむき1口大に切る
② 切った野菜を野菜ごとに決められた時間お湯で湯がく
③ 瓶に規定量入れていき、ピクルス液を注ぐ
④ 液体まで入った瓶を1度熱湯で約15分殺菌していく
⑤ 粗熱をとり、冷やしたら完成
行程的にはさほど難しいことはあまりありませんでしたが瓶に野菜を詰める作業が特に難しかったです。
120gの量を入れたのですがもうパンパンになるくらい押し込んでやっと入っていくような感じで下の方からしっかりと押し込みつつ入れていかないと難しかったです。この作業にかなり時間がかかりました。
そして、実際に完成したものの試食は2日ほど経ってからです。少し時間を置く方が味が染みておいしくなると言っていたので実際に食べてみました。我慢できなかったので作った次の日にも少し味見をしたのですが確かにニンジンなどの固めのものはやや味の染みこみが弱かったです。2日目のものはしっかりしみていておいしくなっていました。
今回はヤサイちゃんのピクルスづくりがメインでしたが野菜作りのことや販売も聞けて良かったです。
こちらの記事の内容は、YouTubeの動画にもなっています!
ぜひ、あわせてご覧ください!
https://youtu.be/Lkne_z1bmPI?si=-z0xMUn1TqWGT-AY