VTuberさん、あなたは何で出来ている?アンケート結果!
おは野菜!野菜ゆうきです。
先日、VTuberやVLiverになるための構成などを図にしたりしました。
役に立ったと言ってくれた方、拡散などありがとうございました!
さて、この記事まとめているときに、「そもそもどういう構成が人気なのだろう?」と思ったので、アンケートしてみました。
・肉体はなにでできているか
・身体を動かす方法はなにか
・ハードウェアはなにか
・メインの活動はなにか
このような内容になっています。
というわけで、50人のVTuberの皆様、ご協力ありがとうございました!
まずは全アンケートから人気のものを紐解きます。
あなたの肉体はなんで作られていますか?
結果として、VRoid、イラスト(Live2D)が多かった結果となりました。
(僕の周りにVRoid勢が多いことも多分にあると思いますが)
■VRoidを選んだ人の言葉
絵が描けず、フルスクラッチをする技術力は無かったのですが出来る限りオリジナリティのある肉体が欲しかったからです。
篠見屋鈴です!バーチャル彼女型アンドロイドというなのクソネカマボイチェンロボです!様
髪型を自分の好きなように作れる。この長さが欲しいんだ・・・!という痒い所に手が届くのが有難い。服もBOOTHで有志によるテクスチャが豊富にあるなど、絵が描けたりしなくても3Dの身体が作れるのが強い
むなかた亮牙様
いずれにせよ、形にはなる。めちゃくちゃ凝ればすっごい良くなる。
さく たぬた様
boothなどでの汎用テクスチャ等の充実度、VRMファイルを特定のソフトに限らず使えること
思惟かね様
現段階で無料な上に、自力で作れるハードルの低さ、その中でもオリジナリティのある肉体が欲しい人に好評です。
■イラスト/Live2Dを選んだ人の言葉
絵師さんの絵に惚れたのと絵師さんがLive2Dもできたから。
夜鳴鈴音様
自分の推している絵師様に描いて欲しくてそのアバターで動かすならLive2Dだとおもったので
Sam T'Rinen様
「動きながら配信する」という事ができるソフトを「facerig」しか知らなかった。そのため、facerigと相性の良いらしいlive2Dを使った。
仁科 有明様
この技術を選んだ点は、私の活動はほとんどが動画なので肩より上で綺麗に表情などが見えればいいと思ってたので最初この技術を選びました。オススメのポイントは自分自身でも覚えようと思えば割と簡単に作れる事、好きな絵師さんとかに絶対ではないですが体を作って頂ける事、それと外注でモデリングして貰う時に上手い人にお願いすれば今は真横や自然な動きを作ってくれる人がいるのでいいと思います。
匿名
惚れた絵師さんにお願いができその身体で活動できる幸せ、
過去はそれしか作る手段がなかった(2018年頭〜2019年中くらいまでは、イラスト+Live2Dが中心)、
活動の上で必要なのはバストアップであるので、などが多く見かけられました。
次にフルスクラッチ3D、1枚イラストなどが続きます。
フルスクラッチ3Dの方は、特殊な遊び方ができること、逆に1枚イラストは自分で書けるしそれで長くやれてるなどというコメントが有りました。
昔はイラスト+Live2Dしか選択肢がなかったのに、VRoidStudioまじすげえ!肉体を手に入れるハードルが低くなったのですね。
さて、次は身体を動かす手段です。
(2Dと3Dでは利用技術が異なるので、グラフ上は分けます。)
あなたの身体を動かす手段を教えて下さい(2D編)
これは圧倒的にFaceRigですね。イラストを動かす手段は「それしかなかった」という回答が多くありました。
最近はIRIAMなどで、イラストだけあれば動かせるという便利なツールがあります。
あなたの身体を動かす手段を教えて下さい(3D編)
3Dは、共通規格(VRM)がいろんなソフトで使えるようになっているので、選択肢がたくさんあります。
これだけ割れてる理由は、「どういう活動をしたいか?」でマッチするソフトが異なっているのではないかと推測します。
気になったこととして、Luppet、3tene、VMagicMirrorなど、PCのみ、かつVR環境いらずのものが多くを占めているということです。
Luppet
フェイストラッキングとハンドトラッキングが使えれば普通の配信では十分で、その機能を持つソフトで1番安定していたのがLuppetだった
3tene
無料版でも十分な機能性があり、PRO版もたった1200円で購入出来てiPhoneXの高精度トラッキングや、VRを用いたトラッキングも可能なので重いソフトではありますがPCスペックに自信がある方には勧めたいです。
篠見屋鈴です!バーチャル彼女型アンドロイドというなのクソネカマボイチェンロボです!
バーチャルモーションキャプチャー
トラッキング精度と連携アプリの豊富さ。
ユウマ(獣音ロウ/式大元)
VMagicMirror
フェイストラッキングだけでなくキーボードやコントローラーのトラッキングもしてくれるのがゲーム配信をメインにしてる活動では助かるので
むなかた亮牙
それぞれの活動ではどういう構成が人気?
今までのものは絶対総数なのでシンプルに「どの技術が人気?」の人気順というだけになりますが、
それが自分の活動とマッチしてなかったら、選び損になりますよね。
活動するのに「何を発信したいからVTuberやってる?」ってことがある程度決まっているのではないかと思います。
その上で、どの技術を使うかという観点では、とても大事なことだと思います。
今回は、画面レイアウト軸でよく見かけるパターンでまとめてみました。
なぜなら、発信したいことの内容によって主役が変わってしまうからです。
(画面が主役か、自分が主役か)
主役は画面。VTuberはサブのレイアウト
例)ゲーム配信・ゲーム動画・お絵かき・講義・技術系・作業配信
人気順
<1>Live2D+Facerig
<2>VRoidStudio+3tene
<3>VRoidStudio+Luppet、VRoidStudio+バーチャルモーションキャプチャー
アンケート回答者の多くはゲーム配信で(!)人気が伺えます。
3Dで人気なのはバモキャと3tene。バモキャはフルスクラッチや販売アバターの方に人気、3teneはVRoidStudioの方に人気。
主役はVTuber自身のレイアウト
例)雑談・生歌配信
母数が少ないのが前提となりますが、3Dの利用ツールが異なってきていて、Luppetとバーチャルキャストが人気になっています。
これは、ハンドトラッキングで感情を表せるとか、全身で感情を表せるとか、そういう点が利点になっていそうです。
また、REALITYやIRIAMなどのスマホVTuberは、画面がガチ恋距離なので、リスナーさんとVTuberさんの距離の近さは大きなメリットになっていそうですね。
枠組みが固定されていないレイアウト(歌編)
歌やバラエティなど。(回答例がばらつくので円グラフだけ)
写真・静止画SNS中心
Twitterなどが中心
特徴があったものは写真(Twitterなど)中心の方。
回答いただいた方の全員3Dかつ、きせかえが簡単にできるツール(VRoidStudioかセシル変身)を使っていました。
写真撮影をするのであれば着替えられるは大きなメリットでありそうですね。
まとめ
僕がこのアンケートをまとめてて感じたことは、いろんなVTuberがいればいろんな活動スタイルがあります。統計でどっちが人気ということがわかったとことで、活動スタイルにマッチしないと作ったはいいけど表現したいことが違う…という残念な結果になると思っています。
その上で、下の順番で整理するといいのではないかなーと思ったりしました。
1.自分の活動において「なにを表現したいか」
(例:私は私のトークの面白さで人を虜にしたいので、雑談いっぱいする)
↓
2.どんな表現方法で表現するか
(例:感情がより乗る方法を選びたい、手の表現はだいじだと思う)
↓
3.肉体・技術の選択
(例:VRoid+Luppet)
↓
4.技術があるかor予算があるか
(例:自力でつくれないので購入したり発注したりする)
このあたりがガチっと決まらないパターンもあると思います。
そういう方は、バーチャルで活動始めてみてから発信したいものが見つかるケースもあるので、REALITYなどから気軽にはじめることをおすすめしています。
おまけ
ハードウェアはPCが圧倒的ですね〜。
最後に著者の紹介です。よかったら、Twitterのフォローもお願いします!
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